聖書別日ごとの糧   >>   ネヘミヤ記[2005]

2005年 03月 03日 (木)

ネヘミヤ記11:1-24
エルサレムの町の住民の再配置

Ⅰ.エルサレムの新しい居住者たち(1,2)
 ネヘミヤが一次的に用いた人口再配置の方法はくじを引くことでした。「くじ引き」は神様の御旨を知るために、旧約時代によく行なわれた方法でした(民26:55,56,ヨシ15:1,Ⅰサム10:21,22,使1:24-26)。今日この方法はすぐには納得いかないと思います。しかしたとえ人がくじを引いても、神様がその結果を決定すると信じていました(箴16:33)。
 とにかく、くじ引きを通して、全体の人口の十分の一に該当する人々がエルサレムの住民として選ばれました。彼らは自分から進んでその結果に従いました(2)。大切なのはユダヤの民たちが神様の御旨に、全面的に頼ろうとする姿勢を見せたということです。結局聖なる神様の都、「新しいエルサレム」に入って行くことができるのは、ただ選ばれたクリスチャンでなければならず(ロマ8:30)、また志願する信仰の情熱を持った者でなければならないということです(黙21:1-27)。
Ⅱ.エルサレムの住民の名簿と数(3-24)
 エルサレムの住民の名簿と数は、一般の民たち(3-9)、祭司(10-14)、レビ人(15-18)、宮の奉仕者(19-24)の順番で紹介されています。その中で祭司の数は1,192名で最も多いです。これはエルサレムの町がユダヤ社会の政治的、行政の中心地だけではなく、霊的な中心地として神様の町であることを証しするものです。

祈り:主よ!主の主権的な御旨に志願する気持ちで聞き従うように助けてください。

一言:志願する信仰の情熱


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