聖書別日ごとの糧   >>   ネヘミヤ記[2005]

2005年 03月 04日 (金)

ネヘミヤ記13:1-14
主の宮の秩序を正しくしたネヘミヤ

Ⅰ.トビヤの器具類を、外へ投げ出したネヘミヤ(1-9)
 その日にモーセの書が朗読されました。民たちはこの律法を聞いて、すぐにイスラエルの中から混血の者(異邦人たち)を取り分けました(3)。トビヤはエルサレムの城壁建築を妨害した敵でした(2:19)。また彼はアモン人であり、イスラエルの集会に参加できない人でした(13:1)。ところが祭司エルヤシブはトビヤと個人的に親しい関係にありました。それでトビヤのために大きな部屋を一つあてがいました。ましてその部屋はかつて神様にささげる奉納物を置く聖なる所でした。エルヤシブは人間関係で目が見えず、神様の御言葉を破って、主の宮の秩序を破りました。これを知ったネヘミヤは霊的な怒りで、トビヤの器具類を全部、その部屋から外へ投げ出し、神様の宮の器具を、再びそこに納めました(8,9)。
Ⅱ.レビ人の分を支給したネヘミヤ(10-14)
 祭司エルヤシブは主の宮で神様に仕える人々の生活費も与えませんでした。それで彼らはそれぞれ逃げ去りました。ネヘミヤはすべての代表者たちを詰問し、レビ人たちを集めて、もとの持ち場に戻らせました。すると民たちも再び十分の一を宝物倉に持って来ました。
 ネヘミヤは悪い罪を咎め、神様に仕える者が働く環境をよく備えました。これによって主の宮の秩序を正しくしたのです。

祈り:主よ!私たちの中にある悪をはっきりと取り除くように助けてください。取り去る者を取り去り、立てる者を立てるように助けてください。

一言:霊的な秩序を立てよう



2005年 03月 05日 (土)

ネヘミヤ記13:15-31
異邦文化を改革したネヘミヤ

Ⅰ.安息日遵守の促し(15-22)
 安息日を破る者は死刑に処するように定められている律法(出20:8-11,31:12-17)にも関わらず、当時ユダの民たちはためらいもなく安息日を破りました(15,16)。彼らは安息日に神様よりもこの世にもっと心が奪われていました。ネヘミヤは彼らを戒めました。またイスラエルのおもだった人たちを詰問しました(17,18)。そして安息日の前、エルサレムの門に夕やみがせまると、門を閉めました。主日を守る今日、私たちに本文が与える教訓は何でしょうか。労働の量と生活の質が必ずしも正比例の関係ではないということです。私たちの苦労と汗を神様が祝福してくださる時に初めて、豊かな生活を送ることができるのです(詩127:1,2)。従って、神様が祝福してくださる生活になるためには、私たちは神様が提示される生活の原則を遵守しなければならないのです。
Ⅱ.異邦人との婚姻禁止(23-27)
 ユダヤ人たちは、アシュドデ人、アモン人、モアブ人の女をめとっていました。その子どもの半分はアシュドデのことばを話しましたが、ユダヤのことばが分かりませんでした。彼らは他の国語を話しました。ネヘミヤは彼らを詰問してのろい、数人を打ち、その毛を引き抜きました。そして子どもたちを不信仰者と結婚させないと神様にかけて誓わせました。そしてソロモン王の例を上げて、彼らの罪を悟らせました。
 また大祭司エルヤシブの子エホヤダの子の一人がサヌバラテの婿になりました。ネヘミヤは彼を追い出しました。神様の民は異邦文化に惑わされず、霊的な純潔を守る人です。

祈り:主よ!私が金銭的で、快楽的な文化の中で、神様の民としての霊的な純潔を守ることができるように助けてください。

一言:神様の民としての純潔


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