聖書別日ごとの糧   >>   ネヘミヤ記[2019]

2019年 11月 01日 (金)

ネヘミヤ記1:1-11(6,7)
ネヘミヤの祈り

 ハカルヤの子ネヘミヤは、ペルシャの王アルタシャスタの献酌官でした。彼が、アルタシャスタ王の第二十年(前445年頃)のキスレウの月に、エラム州の首都であり、ペルシャ王の宮殿があった、シュシャンにいた時、ハナニなどのユダの人々がやって来ました。ネヘミヤは、捕虜として連れて来られなかったユダヤ人とエルサレムの人々の現状を聞きました。残った人々が非常な困難の中にあり、そしりを受け、エルサレムの城壁は崩され、その門は火で焼き払われたことを知りました。それで、ネヘミヤは泣いて、数日の間、喪に服し、神様の御前に断食をして、祈りました。彼は、憐れみを施される主に、イスラエルの子孫たちのために昼も夜も祈りました。彼は、自分と自分の父の家が罪を犯し、御言葉を守らなかったと告白しました。主の民が神様に立ち帰り、戒めを守り行うなら、その散らされた人々を集め、連れて来るという約束の御言葉を思い起こしてくださることを求めました。イスラエルは主の民なので、彼らを憐れんでくださることを願い求めました。
 ネヘミヤは同族が悲惨な状態に処せられていた時、彼らを非難する心を持ちませんでした。むしろ、それを自分の罪の問題として、受け入れました。自分と自分の家が神様に罪を犯した、と言って、悔い改めました。そして、神様の民を憐れんでくださるように、と昼も夜も祈りました。私たちは、国と民族のために、まず自分の罪の問題を悔い改め、憐れみの神様に祈らなければなりません。自分の国の民が悔い改め、神様の御言葉を守り行う時、私たちには再び望みがあります。


適用:国と民族のために何をしますか

一言:私たちを憐れんでください


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