聖書別日ごとの糧   >>   ネヘミヤ記[2019]

2019年 11月 02日 (土)

ネヘミヤ記2:1-10(4,5)
エルサレムに行くネヘミヤ

 アルタシャスタ王の第二十年のニサンの月に、ネヘミヤは酒を差し上げるために王に会いました。王が見ると、以前とは違って、ネヘミヤは悲しい顔つきをしていました。王が尋ねると、ネヘミヤは、「私の先祖の墓がある町が廃墟となり、その門が日で焼き尽くされている」という知らせを聞いたからだ、と答えました。王が、どのように助ければ良いのか、と尋ねた時、ネヘミヤはすぐには答えずに、しばらく天の神様に祈りました。そして、自分をユダの地に送って、その街を再建させてくれるようにと頼みました。すると王は、どのくらいの期間がかかるのかを尋ねてから、旅することを許しました。ネヘミヤは、エルサレムまで行くために、通過すべき川向こうの総督たちへの手紙と、必要な材木をくれるようにと願いました。王が許可すると、ネヘミヤは、「私の神の恵みの御手が私の上にあったので、王はそれをかなえてくれた」と言いました。王は、さらに進んで王の将校たちと騎兵を送り、彼に同行させました。ネヘミヤは川向こうの総督たちに、王の手紙を手渡しました。サヌバラテとトビヤは、ネヘミヤが来たという知らせを聞いて、非常に不機嫌になりました。
 ネヘミヤはいつも祈る人でした。事がうまくいくと、これが神様の助けによるものだと認める霊的な人でした。彼は、実際の仕事においてもぬかりはありませんでした。王に自分が求めていることを具体的に話すことができ、旅行のためのビザの問題、宮と城壁を再建する間の自分の住む家のための、木材を求めました。神様は、ネヘミヤのように祈る人、霊的に関心がある人、賢く緻密に準備する人を用いられます。


適用:時あるごとに祈っていますか

一言:祈って、緻密に用意しよう



2019年 11月 03日 (日)

ネヘミヤ記2:11-20(20)
天の神ご自身が成功させてくださる

 ネヘミヤはエルサレムに到着してから、助けてくれそうな人々を探すようなことをしませんでした。彼は、エルサレムの城壁再建という、大事な使命の前に、まず祈りました。ただし、祈りだけをしていたのではありません。三日目に城壁の下見をしました。宮の谷の門を通って、糞の門の所まで出て行き、調べました。エルサレムの城壁は崩され、その門は火で焼き尽きていました。それで流れを上って行き、城壁を調べてから谷の門を通って戻りました。彼は漠然と民の苦しみを想像したのではなく、現場に行って実際の状況を調べました。下見の後も、ユダヤ人の代表者たちには何も知らせませんでした。神様の御前に出て行って祈り、神様の時を待ちました。しばらくしてから、ユダヤ人の代表者たちに、「エルサレムは廃墟となし、その門は火で焼き払われている。エルサレムの城壁を立て直し、もうこれ以上そしりを受けないようにしよう。」と言いました。彼は、なぜ城壁を建てなければならないのか、神様は自分をどのように導いて来られたのか、を証ししました。彼の信仰と心情、神様の導きに対する客観的な説明を聞いた民は、心を一つにして喜び、神殿の再建のために立ち上がりました。邪魔する者たちがあざ笑いましたが、ネヘミヤは、「天の神ご自身が、私たちを成功させてくださる。」という確固たる信仰によって、推進していきました。
 ネヘミヤは仕事をする前に、まず祈りました。現場を徹底的に下見して、臨場感を持ちました。心と信仰によって、神様の御業を客観的に説明し、同労者たちを得ました。何より、敵の妨害工作にも関わらず、神様が成功させてくださる、という確信を持ちました。私たちがネヘミヤのように、霊的なリーダーシップを取ることができるように祈ります。


適用:敵の妨害はありますか

一言:神様が助けてくださる


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