聖書別日ごとの糧   >>   ネヘミヤ記[2019]

2019年 11月 04日 (月)

ネヘミヤ記3:1-32(1)
エルサレムの城壁再建

 本文は、多くの人がエルサレムの城壁再建に参加した記録です。この再建の御業の特徴は何でしょうか。第一に、大祭司エルヤシブが手本を見せました。彼は兄弟の祭司たちと、羊の門を再建しました。羊の門は、宮の近くにあり、人々はこの門を通って、神様にささげるいけにえを持って来ました。この羊の門から、エルサレムの城壁の再建が始まりました。第二に、エルサレムの住民だけではなく、他の地域に住んでいた人々も自発的に参加しました。すなわち、エリコの人々、ギブオンとミツパの人々、ザノアハの住民が参加しました。住民だけではなく、町を治める指導者たちも参加しました。すなわち、ベテ・ハケレム地区、ベテ・ツル地区、そしてゲイラ地区を治める人々でした。第三に、本文では「そのあとに」という単語が最も多く出てきます。これは、英語では「next to」となっており、「隣に、隣接して」という意味です。彼らは、羊の門から始めて一回りをし、また羊の門まで、隙間なく、城壁再建を分担した訳です。第四に、シャルムの娘たちが参加しました。ユダヤ人たちは女性を参加させませんでした。ところが、娘たちが志願して城壁の建築に参加しました。
 ネヘミヤは一人で働きませんでした。数多くの人々の自発的な参加と、協力を重視した指導者でした。神様の御業は特出した数名が行なうのではありません。自発的な参加と、緊密な同労が絶対的に必要です。私たちが共に働くことを学び、緊密に協力して、神様の神殿再建の御業を成し遂げることができるように祈ります。


適用:一人ですか

一言:一緒に


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