聖書別日ごとの糧   >>   ネヘミヤ記[2019]

2019年 11月 05日 (火)

ネヘミヤ記4:1-14(14)
敵の妨害を退けたネヘミヤ

 サヌバラテは、エルサレムの城壁を修復する、ということを聞いて、あざ笑いました。微弱なユダヤ人のすることだ、と馬鹿にしました。アモン人トビヤは、彼らが建てる石の城壁なら一匹の狐が上ってもその石垣を崩してしまうだろう、とあざ笑いました。ネヘミヤは彼らと衝突せず、神様に進み出て、神様がさばいてくださるようにと祈りました。そして城壁を再建し、その高さの半分までが継ぎ合わされました。サヌバラテとトビヤらは、城壁の修復がはかどり、割れ目もふさがり始めたと聞いて、エルサレムに行って、ユダの民を攻撃し、中断させようとしました。そのためユダの人々の中にも、恐れている者がいました。彼らは、するべきことは多いのに敵が攻めて来ているので、工事は完成しないと悲観的でした。建築に参加しなかったユダヤ人たちも、四方から十回も、「工事をやめて戻って来てほしい。」と言いました。しかしネヘミヤは、城壁の後ろの低い所の空き地に守備隊を配置し、戦う準備をして、民が恐れず、大いなる恐るべき主を覚え、戦うように命じました。
 神様の御業に仕える時、必ず邪魔する敵が現れます。内部でも、悲観的なことを話す人が現れます。このような時こそ、まず、神様の所に行き、祈らなければなりません。妨害勢力の策略に陥らず、神様に固く頼らなければなりません。神様は大いなる恐るべき方です。神様は私たちの敵を退ける方です。


適用:彼らを恐れていますか

一言:大いなる恐るべき主を恐れよ



2019年 11月 06日 (水)

ネヘミヤ記4:15-23(20)
私たちの神が私たちのために戦ってくださるのだ

 敵対する者たちの妨害にも関わらず、ネヘミヤが委縮せずに続けて仕事を進めていった時、神様は敵対する者のたくらみを打ち壊されました。敵対する者がいくら強く見えても、私たちには神様が側に立ってくださるので、勝利することができます。ネヘミヤは若い者たちを城壁に帰らせ、勇士としました。その内半分を城壁再建の仕事につかせ、残りの半分は武器を取らせ、防御態勢を取らせました。工事をする者たちも、片手で仕事をし、片手で投げ槍を握って、二つのことを並行して行いました。築く者は、剣を腰にして仕事をしていました。離れて仕事をしている人々も、角笛の音を聞くと、集まって来て共に戦いに参加するように指示を出しました。工事と戦うことを分けずに、同時に担うようにしました。人の立場から考えると、これはどう考えても無理であるかのように思われます。しかし信仰によって行なうなら、二つのことを同時に担うことができます。勉強をしながら使命を担い、職場生活をしながら、福音の御業に仕えることができます。これが可能な理由は、私たちの神様が私たちのために戦ってくださるからです。神様は私たちに、二つ三つの十字架を同時に担う力と知恵をくださいます。人の知恵と能力には限界がありますが、神様には限界がありません。問題は状況や条件ではなく、信仰です。信仰がある時、全ての限界を克服して、不可能を可能にすることができます。
 ネヘミヤがはっきりとした信仰を持って、民を助けた時、皆が一心不乱に動きました。すべての人々が心を合わせて、目を覚ましている時、敵対する者たちは攻めることができませんでした。私たちが神様の御国を拡張していく御業を成し遂げようとするなら、多くの悪条件があります。しかし、私たちのために戦ってくださる私たちの神様を信じて進むならば、二つ三つのことを同時に行なうことができます。厳しい現実を乗り越え、大いなる神様の力を体験できるように祈ります。


適用:状況は困難ですか

一言:私たちのために戦ってくださる、私たちの神様を仰ぎ見よう


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