2019年 11月 27日 (水)
ハマンを柱にかけろ
王とハマンはエステルが催した酒宴にやってきて、二日目になりました。王はもう一度、王国の半分でもかなえてあげるから、望みは何か言うように尋ねました。そこで、エステルは、自分がユダヤ民族とつながりがあることを強調し、民族と自分が殺害される危機に瀕しているため助けてほしいと申し入れました。王妃が殺害の危機にあるという話を聞いて、王はショックを受け、憤りました。そんなことをあえてしようとたくらんでいる者はいったいだれか。どこにいるのか。王は尋ねると、エステルは落ち着いて「その迫害する者、その敵は、この悪いハマンです。」とはっきりと答えました。
王は憤りを抑えきれず席を立って、宮殿の園に出て行き、ハマンは王妃エステルにいのち請いをしました。王が宮殿の園から戻って来ると、エステルのいた長いすの上にハマンがひれ伏しているのを見ました。この光景を見た王はさらに激高し、王の前で、王妃に乱暴しようとするのかと質しました。そのとき、王の前にいた宦官のひとりハルボナが、モルデカイのためにハマンが用意した高さ五十キュビトの柱が立っていることを王に告げました。すると王は、ハマンをその柱にかけるよう命じました。
モルデカイとユダヤ民族をハマンは根絶やしにしようとしましたが、正反対のことが起こりました。神様が悪者の計略を水泡に帰し、悪者が墓穴を掘るようにされました。悪者のせいで、正しい人が苦難や苦痛を受けたりする時があります。しかし悪者の栄えは一時的に過ぎません。悪者どもの子孫は断ち切られます(詩編37:38)。主は彼らを助け、彼らを解き放たれる。主は、悪者どもから彼らを解き放ち、彼らを救われる(詩編37:40)のです。
適用:悪者のせいで苦しみを経ていませんでしょうか
一言:正しい者が最後に勝利します
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