聖書別日ごとの糧   >>   ヨブ記[2023]

2023年 04月 03日 (月)

ヨブ記 3:1-26(26)
安らぎと憩いを求めたヨブ

 ヨブは、痛みと苦しみの中で、七日七夜を過ごしました(2:13)。その間、彼は自分に起こった災いについて、日夜、考え続けたことでしょう。神さまが、なぜこれらのことを許されたのか、理解ができず納得がいかなかったでしょう。やっと口を開いた時には、疲れ果ててしまったのか、信仰の言葉が一切出てきません。神さまの力によって、この試練は乗り越えられるだろう、という希望の言葉も出てきません。ヨブの心は闇の中で苦しんでいました。

ヨブは、安らぎと休みがなかったので、心が乱れました(26)。彼の両親は、ヨブが誕生したときには非常に喜んだはずですが、彼はむしろ死産であればよかったと考えました。彼は、死が全ての苦痛に対する解決策だと考えました。王も地の指導者たちも皆、死においては同じです。死は捕らわれ人に解放を、奴隷に自由をもたらします。ヨブは死を切望し、死ねば全ての問題が終わると考えました。しかし、そのように考えたにもかかわらず、彼は自分の命を絶とうとはしませんでした。彼は苦しみについていくつかの疑問を持ちます。なぜ神様は悲惨な状況にある人々が生き続けることを許されるのか。彼は答えを持っていませんでしたが、神様の主権は認めました。



祈り:主よ、いくら辛い苦難の中にあっても神様の御手が私とともにあると信じることができるように助けてください。神様が救って下さる方であることを信じて、苦難に打ち勝つように助けてください。

一言:神様を信頼し、絶望するな


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