エリファズは続けてヨブにアドバイスします。自分たちが調べ上げたこと(27)を論拠に、ヨブに全能者の訓戒を受け入れるように説得しようとします。エリファズは、苦しむヨブの味方となって話してはくれませんでした。ヨブの実際の生活とは関係ないところで、問題を調べ上げて、自分の意見を述べました。

神さまは、計り知れない大いなる奇跡を行う方です。神さまは、大地に雨を降らせ、卑しい者を持ち上げられます。誰も神さまを欺くことはできません。神様の与える訓戒は、その人にとって幸いであることも事実です。エリファズはヨブに、神の叱責を拒まなければ、神が彼をすべての災難から救ってくださると約束します(19-27)。すばらしい約束です。しかし、ヨブにとっては、エリファズの言葉は、自分の実情とかけ離れた空虚な一般論にしか聞こえませんでした。何の励ましにもなりませんでした。続く６章では、ヨブはエリファズたちが全く頼りにならないと嘆いています。エリファズは、友人としてヨブのために静かに祈るべきでした。真の友だちとは、苦しみを分け合い、喜びを共にできる人です。

祈り: 主よ、私にはあなたのみこころが理解できないことがあります。そんな時、私自身の小さく狭い理解でアドバイスしようとせず、あなたの愛する人々のために祈り、彼らと一緒に御言葉を学ぶことができるように助けてください。

一言：説教よりも祈り