聖書別日ごとの糧   >>   ヨブ記[2023]

2023年 04月 13日 (木)

ヨブ記 7:1-21(11)
たましいの苦悩の中で嘆くヨブ

第7章は、ヨブ記の中で最も暗い章の一つであり、神さまとの関係を断ち切りたいと望んでしまう程の辛さが記されています。ヨブは、生きる希望を無くし、非常に悲観的になっています。ヨブは、奴隷が日陰をあえぎ求めるように、安らぎを切望します。彼は体中が痛み、うじ虫と土くれで覆われているため、夜は一睡もできません。やっと眠れても、今度は悪夢に苦しめられます。ヨブは、自分の口を制することなく、自分の霊の苦しみとたましいの苦悩を、主に向かって、ありのままに嘆きます(11)。

 私たちも、非常に辛い状態にある時、自分の気持ちや考えを、御前で隠さず全て吐き出すことが必要な時があります。どのように処理したら良いのか分からないような激しい怒り、悲しみが、心に沸き起こってくることがあります。そんな時、私たちは自分の気持ちを神さまにぶつけることができます。私たちが神さまを呼び求め、夕べに朝に、また真昼に嘆き、うめくなら、主は私たちの声を聞いて下さり、救ってくださいます(詩55:16,17) 。主は確かに私の嘆きを聞いてくださった、という確信が生まれるまで祈り続けましょう。そうすることで、私たちの気持ちは整理されていき、落ち着いて問題を見ることができるようになります。神さまの視点で見るようになると、信仰によって、問題に対応出来るようになります。



祈り:主よ、人には言えないような、どんなに激しい感情も、私が主の御前で語るなら、聞いて下さることを感謝します。主が私をカウンセリングして下さり、進むべき道を教えてくださることを感謝します。私の嘆きを聞いて下さい。

一言:苦しみの中でも、神に語れ


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