聖書別日ごとの糧   >>   ヨブ記[2023]

2023年 04月 15日 (土)

ヨブ記 9:1-35(33)
仲裁者が私たちの間にいない

ヨブは試練を受ける前までは、忠実に全焼のささげ物をささげながらきよい生活を送っていました(1:5)。多くの人を訓戒し、弱った手を力づけ、つまずいた者を起こしました(4:3,4)。敬虔で誠実な生き方をしていました。そのため、自分がいま受けている試練のひどさと、自分が試練の前まで営んできた生活とが、あまりにも釣り合いが取れていないことに、疑問を持つようになりました。ヨブは、神さまが自分を理由もなく傷つけ、苦しみで満たす方だと考えるようになりました(17,18)。どんなに自分が誠実でも、自分を曲がった者とされる神だと思うようになりました(20)。それで、彼は恐れずに神さまに語りかけることができなくなりました。彼は、神様と自分との間を取り持つ仲裁者を求めました(33)。

ヨブのように神さまを恐れる私たちのために、神さまはご自分の愛する御子を送ってくださいました。イエス様は、私たちと神様の間を取り持つ仲介者となってくださいました(Ⅰテモ2:5)。イエス様が私たちの背きの責任を代わりに負って下さったので、私たちの神さまとの関係は和解されました(Ⅱコリント5:19)。それで、私たちは恐れることなく神様の御前に出て行き、自由に神様に語り、求めることができるようになりました。



祈り:主よ、イエス様によるあがないを通して、私を価なしに義と認めてくださり感謝します。父なる神様と、自由に、親しく交わりができることを感謝します。

一言:私たちの唯一の仲介者、イエス・キリスト


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