聖書別日ごとの糧   >>   ヨブ記[2023]

2023年 08月 06日 (日)

ヨブ記33:1-33(23)
一人の仲介者

ヨブの3人の友だちは、「苦難=罪」という因果応報思想に基づいて、苦しみを受けるヨブを罪人とみなしました。そしてヨブを批判し、ヨブの過去の罪、現在の神への反抗的な態度を、悔い改めるように強く促しました。

一方、エリフの場合は、救いの神に頼るようにヨブに話します。ヨブは、他者に比べた時、相対的には、きよく正しい生き方をしていたかもしれませんが、神さまの前では、一人の罪人でしかありません。神は人よりも偉大です。神さまは答えてくださらないとヨブは言いましたが、神は多くの方法で人に話しかけてくださるとエリフは話します。夢の中で、幻の中で、また他の方法でも、それは人には気づかれないかもしれませんが、答えてくださっていると説明します。神様がどのような方法で私たちに答えようと、その目的は、常に人が滅びの穴に入らないようにすること、そのたましいを救うことです(18)。しかしそのためには、すべての人が仲介者を必要とします。そして、神と人との間の仲介者は一人しかおられません(Ⅰテモ 2:5)。イエス・キリスト、ただおひとりだけです。神さまは、イエス・キリストを通して苦しんでいる人を回復させます。そして、回復された人は自分が罪人であることを悟ります。神様が人の魂を贖うとき、その人はいのちを見ることができるようになります。神様のいつくしみ深さが私たちを悔い改めに導くのです。(ローマ2:4)



祈り:主よ、ただ一人の仲介者イエス様を送ってくださり、感謝します。私を贖ってくださり、いのちの光で照らして下さり感謝します。

一言:神は私が滅びないようにしてくださる


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