聖書別日ごとの糧   >>   ヨブ記[2023]

2023年 08月 09日 (水)

ヨブ記36:1-33(4)
神はそばにおられる

エリフはさらに続けてヨブに言いました。「しばらく待て。あなたに示そう。まだ、神のために言い分があるからだ。」エリフは、神さまがどのようにヨブを助けようとされているかを説きます。まず、完全な知識を持つ方として、ヨブのそばにおられると証ししました。神様は強いですが、だれをもさげすまれません。その理解の力は強いものです。イザヤ書9:6には、主が私たちの不思議な助言者(wonderful counselor)であるとあります。主は私たちの苦しみの中でもそばにおられ、完全な知識と理解力をもってカウンセリングして下さる方です。カウンセリングにおいて最も大切なことは、カウンセラーと相談者との間に信頼関係があることです。信頼関係なくして効果的なカウンセリングはありえません。ですから、私たちは苦しみの中でも、主に信頼して相談し、主だけが与えることのできる不思議な助言を頂きましょう。

エリフは、また、神さまがすぐれた教師であられると証ししました(22)。神さまは苦しむ人をその苦しみの中で助け出し、抑圧の中で彼らの耳を開かれる方です(15)。苦しみ自体は、決して良いものではありませんが、主はそれをその人をつぶすためではなく、むしろ、成長と成熟をもたらす教育的な機会として用いられる、とエリフは説いています。ですから、今苦しみの中にいる人は、その苦しみの中に埋もれてしまわないで、不思議な助言者イエス様を見上げましょう。人に相談する前に、まずは主に相談しましょう。そのようにすれば、主があなたの耳を開いて下さり、力あるみことばを聞かせて下さるはずです。



祈り:主よ、苦しみの中に、心も体も溺れてしまっていたことを悔い改めます。信仰によって立ち上がり、耳を開いて主のみことばを待ち望みたいと思います。私に教えてください。私を助け出してください。

一言:そばにおられる完全な方


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