聖書別日ごとの糧   >>   ヨブ記[2023]

2023年 08月 10日 (木)

ヨブ記37:1-24(14)
神の奇しいみわざを考えよ

エリフは、神さまの偉大さを、自然現象を通して知ることができると語ります。そのようにして、自分のことばかりに終始していたヨブの目を天にあげさせ、心を神さまに向けさせました。

神様はその稲妻を天の下のいたるところで放たれます。それを地の隅々までも。その後で雷が鳴りとどろきます。神様はそのいかめしい声で雷鳴をとどろかせ、その御声が聞こえるとき、手加減をなさりません。神様は雪に対して、地に降れと命じ、夕立に、激しい大雨にも命じられます。神様は自然万象を統べ治めておられる方です。つむじ風は天の間から吹き、寒さは北の方から来ます。神様の息によって氷が張り、広々とした水が凍りつきます。神様は濃い雲に水気を負わせ、雲が、そのいなずまをまき散らすようにされます。

このような自然現象は、神様の指図によって巡り回り、命じられるままに世界の地の面で事が行なわれます。神様がこのようにされるのは、ある時は懲らしめのため、ある時はご自分の地のため、また、ある時は、恵みのためです。このような神様に比べたら、ヨブは小さな存在に過ぎません。そこで、これらの神さまの奇しいみわざに思いを馳せながら、神様がどんな方であるのかを、立ち止まって考えるように教えます。全能なる神さまは、力にすぐれ、さばきと正義に富み、苦しめることをなさらない方です(23)。私たちも、信仰の創始者であり完成者であるイエスさまから、目を離さずにいなければなりません。イエス様は、辱めをものともせずに十字架を忍び、神の御座の右に着座されました。私たちが、イエス様がご自分に対する罪人たちの反抗を耐え忍ばれたことを考えるなら、私たちの心が元気を失い、疲れ果ててしまうことはありません。(ヘブル12:2,3)



祈り:主よ、自分にばかり目を向け、自分のことばかり考えていたことを悔い改めます。目を主に向け、主の奇しいみわざに向け、イエス様の愛に思いを馳せます。

一言:神の奇しいみわざを、立ち止まって考えよ


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