39章では、神さまが支配されている動物世界とその不思議について、主は説かれます。自然現象と同様に諸動物の世界も、人間がコントロールしたり、支配したりすることはできません。しかし、創造主であられる神さまは、野やぎが子を産む時を知っておられ、雌鹿が子を産むのを見守られています。野ろばに荒れた地を家として与え、不毛の地をその住みかとして与えられました。ダチョウに知恵を忘れさせ、悟りを授けなかったのも主です。馬に力を与え、鷹に高く上がるための翼を与えたのも主です。このように、動物たちの特徴は神が与えたり、与えなかったりした結果です。そこには、人間の考えも、介入もありませんでした。三位一体の主が全てをデザインし、造られました。

苦しみは、ヨブが自分だけを見つめ、まるで自分一人だけで苦しみを背負っているかのように感じさせました。それで、ヨブは自分の境遇に一人で涙するしかありませんでした。しかし、ヨブは神様のことばを聞きながら、自分も、また神さまによって造られ、その御手の中にいるのだと悟るようになりました。この後、自分は神さまに口答え出来ない者であると告白するようになります。自分の無知と、神様の御前での自分の傲慢さに気がつくようになりました。

祈り：主よ、この地の全ての生物も、そして私も、神様のご計画の中で造られたことが分かりました。自分の境遇に涙ばかりしないで、大いなる神様の御手の中で守られ、養われていることを信じて強く生きるように助けて下さい。

一言：神によって造られ、養われている