聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2004]

2004年 11月 10日 (水)

詩篇39:1-13
私の望み、それはあなたです

Ⅰ.悪者の前でひたすら沈黙したダビデ(1-2)
 ダビデは苦難に直面しました。しかし彼は悪者を批判したり神様に不満を言わないように決断しました。それで彼は自分の口に口輪をはめ、一言も話しませんでした。またダビデは悪者の前で、よいことも話しませんでした。彼は悪者の前で自分の正しいことを弁護することが無益なことであることを知っていました。
Ⅱ.私の望み、それはあなたです(3-13)
 しかしひたすら沈黙しているとひどく心配になり心が焦げました。心のうちで熱くなり、考えれば考えるほど苦しみがさらに大きくなりました。彼は神様の前に出て行き、自分がどれだけ長く生き、最後の時に自分がどうなるのかを尋ねました。ダビデは祈りの中で彼の人生は神様の前ではないのも同然であることを悟るようになりました。全ての人生は昼の間しばらくあって、消え去る影のようであることを悟りました。また彼は人が宝を積んだとしても、必ずしもその人がそれを使うことができる保証がないことを知りました。人生の有限さと無益さを悟ったダビデは彼の視線を神様に向け、ただ主だけに望みを置いたのです。
 多くの人々は自分たちの人生から望みを発見することができない時、絶望し自暴自棄になります。その結果むやみに生き罪に陥ります。しかしダビデは苦難の日にむしろ神様に望みを置きました。涙で自分の罪を悔い改め、神様の慈しみと憐れみを求めました。

祈り:主よ!私が不満な心を取り除いて私の望みをただ主に置くように助けてください。

一言:私の望み、それはあなたです。


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