聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2021]

2021年 02月 07日 (日)

詩篇2:1-12(4)
天の御座に着いておられる方は笑い

 主は、創造主であり、万軍の王です。主は、ご自分が油を注いだ王を立たせ、全世界を神様の法と義で治めようとされます。しかし、主と、その油を注がれた者の王を認めることができず、怒る人々がいます。彼らは、主が結ばれたものを解き、束縛から抜け出そうとします。主に治められることをやめ、独立しようとします。主の律法、その律法に基づいた思想と倫理と法令から抜け出し、自由に生きようとします。彼らは主に敵対し、主の律法に逆らう哲学と思想、倫理と宗教を作り出します。自分勝手に生き、肉体の快楽を求め、罪を犯しても恐れを感じなくてもよい思想と倫理と文化を作り出します。「主は、作られた神に過ぎない」「絶対的で、唯一の真理は存在しない」と主張します。

 異邦の国と世の王たちは、主に敵対します。彼らは力を合わせて知恵を集めると、主の束縛から抜け出すことができる、と考えます。偉大な能力と技術を持った人間が、どうして神の統治を受けて生きるべきなのか、自分たちの力で、いくらでも生きることができる、と自信満々です。天からこの全てのものをご覧になるお方は、笑っておられます。彼らの傲慢とたくらみをあざ笑っておられます。主は、彼らの謀略と攻撃にも関わらず、ご自分の子どもを王と、シオンの山に立てられました。神様に敵対する謀略と攻撃は、決して成功しません。神様は、必ず、ご自分の御旨を成し遂げられます。神様がお立てになった王は、敵対する全ての勢力を鉄の杖で打ち壊します。地の果てまで治める、全世界の王です。この王は、究極的には、イエス・キリストを指します。十字架と復活で、サタンの頭を打ち砕かれたイエス様は、将来再臨され、全世界の敵たちを滅ぼされます。主の法と公義で治める一つの国を成し遂げられます。これが、私たちの信仰であり、生ける望みです。虚しい人の知恵と傲慢を捨て、恐れ敬う心で主に仕え、喜ばなければなりません。主に逃れる全ての人はみな、幸いです。



適用:傲慢な人が、どれだけ長く続くのでしょうか

一言:彼らをあざ笑っている


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