聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2021]

2021年 02月 12日 (金)

詩篇7:1-17(10)
私の盾は神にあり

 詩人に追い迫る者たちは、まるで獅子のようでした。猛烈な勢いで獲物を追いかけるライオンのことを考えてみましょう。ライオンは獲物を追い込むと足の爪で捕らえ、鋭い牙で噛み砕き、引き裂くように食らいます。そんな危険な状況で、詩人は祈ります。「私の神 主よ 私はあなたに身を避けます。どうか 追い迫るすべての者から私を救い 助け出してください」(1)。彼が神様に身を避ける理由は何でしょうか。「私の盾は神にあり 神は心の直ぐな人を救われます」(10)。神様は盾であり、勝利をくださる方です。盾は敵の攻撃から身を守る道具です。神様が盾になるなら、誰も害を与えることができません。神様は、最も安全で、頑丈な盾です。主の御翼の陰が、最も安全な避け所です。主に身を避ける者は、嵐の激しい時も、深い悲しみの時も、試みの激しい時も、御翼の陰に守られ、安らかに主とともに過ごすようになります。

神様は、心がまっすぐな者を救ってくださる正しい審判者です(11)。詩人は自分の潔白を明らかにしました。敵が告発したことを実際行っていたり、手に不正があったり、親しい友に悪い仕打ちをしたり、敵対する者から理由なく奪ったりしていたなら、敵に命が踏みにじられるようにしてください、と言いました。神様は義と誠実に従ってさばかれる方です。悪者の悪を断ち切り、正しい者を堅く立てられる方です。正しい神様は、人の心の深みまで調べられる方です。そして、心がまっすぐな人を救われます。ダビデはこのような神様を信じました。敵が獅子のように追い迫って来ても、恐れませんでした。なぜなら、彼らは自分が作った穴に落ち込み、彼らの害悪は自分の頭上に戻り、その暴虐は自分の脳天に下るからです。ダビデは、神様の義によって感謝し、いと高き神様の御名をほめ歌いました。



適用:苦難の日に、どこに身を避けますか

一言:神様は私の盾


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