聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2021]

2021年 02月 13日 (土)

詩篇8:1-9(9)
なんと力に満ちていることでしょう

 詩人は歌います。「主よ 私たちの主よ あなたの御名は全地にわたり なんと力に満ちていることでしょう。」(1)全地に神様の栄光が満ちています。万物には神様の力と巧みさが現れています。神様の指のわざである天には月と星が整えられ、輝いています。全地にわたり、なんと力に満ちていることでしょう。ところが、主に敵対する者たちは、この世を悪くしようとします。主の敵と復讐する者たちによって、この世は汚されます。しかし、神様は幼子たちと乳飲み子たちの口を通して、御力を打ち立てられ、敵を鎮めます。神様は弱い者を強くし、自分の強さを自慢する者たちを辱められます。主の御心は全地にわたり、なんと力に満ちていることでしょう。

詩人は、人に現れている神様の御手の恵みのわざを歌います。「人とは何ものなのでしょう。あなたが心に留められるとは。人の子とはいったい何ものなのでしょう。あなたが顧みてくださるとは。」(4)宇宙万物の中で、人はごく小さな存在にすぎません。弱くて罪深いものです。これほどまでに小さく、みすぼらしい人間を、神様は尊く思い、救われます。「何の価値もない役立たず」と言われず、御使いよりわずかに欠けがあるものとし、栄光と誉れの冠をかぶらせてくださいました。万物の霊長として、主が創られたものを治めさせ、万物をその足の下に置かれました。自分の姿は、罪によって苦しみ、嘆き、敵に囲まれているとしても、自分に向けられた神様の御心を考えると、感動します。神様は私を神様の子どもとされ、御使いが仕えるようにされました。「主よ 私たちの主よ あなたの御名は全地にわたり なんと力に満ちていることでしょう。」(10)



適用:主の御名をほめ歌いましょう

一言:なんと力に満ちていることでしょう


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