聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2021]

2021年 02月 14日 (日)

詩篇9:1-20(10)
御名を知る者

 詩人は、心を尽くして主に感謝し、主を喜び、誇り、御名をほめ歌います。その理由は何でしょうか。神様が敵を滅ぼし、彼の正しい訴えを聞いて弁護してくださったからです。神様は義の審判者として王座に着いておられ、義によって世界をさばき、公正をもってもろもろの国民をさばかれます。

主はまた、虐げられた者の砦であり、苦しみの時の砦です。虐げの矢は弱者を狙って放たれます。苦しみとは、担いきれない苦境に立たされた時のことです。これらの共通点は、自分の力では太刀打ちできないことです。ところが、神様が砦になられます。砦は、安全に保護してくれる、堅固な城を指します。虐げられている者は、砦に避難できます。苦しみに遭っている者も、砦に避難できます。「御名を知る者は あなたに拠り頼みます。主よ あなたを求める者を あなたはお見捨てになりませんでした。」(10)義によってさばき、虐げられている者の砦となる神様を知る者は、主に拠り頼みます。苦しみの時に、主に逃れます。主はご自分を捜す者たちを見捨てられません。神様は嘆く者を心に留め、貧しい者の叫びを忘れません。悪者たちは滅びますが、貧しい者は、決して忘れられることがありません。神様は、自ら立ち上がり、主の御名を知る者たちを守り、救い、立たせてくださいます。しかし、神様を知らない人たちは、勝ち誇らないようにされます。彼らに恐れを起こさせ、自分はただ人間にすぎないことを思い知らせます。

ですから、最優先で神様を知る必要があります。神様がどんな方なのか、神様がどのようにされるのかを、知らなければなりません。神様を知る者は神様に拠り頼み、神様に逃れます。



適用:人間にすぎないことを思い知らせてください

一言:主に拠り頼む


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