聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2021]

2021年 02月 15日 (月)

詩篇10:1-18(12)
主よ、立ち上がってください

 悪者は高ぶって、苦しむ人に追い迫ります。彼らは自分の欲望を誇り、貪欲を満たします。悪者は高慢を顔に表して、「神はいない」と言います。そんな彼らの道は栄えていて、神様のさばきが届かないように見えます。彼らは心の中でこう言います。「私は揺るがされることがなく 代々にわたって わざわいにあわない。」(6)そして、口は呪いと欺きと虐げに満ち、舌は人々に害を与えます。彼らは隠れた所で、咎なき者を殺し、苦しむ人を捕らえようと茂みの中の獅子のように待ち伏せします。そして、彼らは言います。「神は忘れているのだ。顔を隠して永久に見ることはないのだ。」彼らの話によると、神様は遠く離れた所におられるようです。この世の悪に対して、いつまでも沈黙しているかのようです。

詩人は叫び求めます。「主よ 立ち上がってください。神よ 御手を上げてください。」(12)彼は、神様が立ち上がって、悪者の腕を折って、その悪を探し出して、一つも残らないようにしてくださいと求めました。主は代々にわたって永遠の王であることを示し、主に拠り頼む者たちの願いを聞いてくださることを求めました。みなしごと虐げられた者をかばって、彼らのために悪者をさばくことを願いました。詩人がこのように、神様が立ち上がってくださることを願う理由は、何でしょうか。神様が近くに共におられ、すべてを見張っておられることを知らしめるためです。そうそれば、地から生まれた人間が、もはや彼らをおびえさせることができないからです。今も生きておられる神様を知らしめてくださるように祈ります。



適用:主よ、この時代に、立ち上がってください

一言:立ち上がってください


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