聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2021]

2021年 02月 16日 (火)

詩篇11:1-7(1)
主に身を避ける者

 正しく主の前で生きていたダビデは、危機に直面しました。悪者たちが暗やみの中に潜み、弓を張って、ダビデを射抜こうとしていました。彼らはダビデに向かって言いました。「鳥のように 自分の山に飛んで行け。」「拠り所が壊されたら 正しい者に何ができるだろうか。」彼らは、今の苦難から逃げて、生きる道を選んで行けとそそのかしています。しかしダビデは、鳥のように山に逃げませんでした。彼は主に身を避けました。苦難から逃げようとはせずに、主に頼って苦難を乗り越えようとしました。この世を見ると、悪者が大きい、恐ろしい存在であるかのように見えます。信仰によって生きていたら、彼らに負けて、滅びてしまうように思えます。しかし、主に身を避けることが、勝利の道です。主は苦難の日に身を避ける砦です。永遠の拠り拠り所です。主に身を避ける者は、決して滅びることがありません。

悪者たちは「主はどこにいるのか。」と冷やかします。しかし、ダビデは主の臨在の中で生きています。主は彼の聖なる宮におられます。主は天の王座におられ、世界を統治します。その目はすべてを見通しています。暴虐を好む者を憎み、さばかれます。正しい人をご覧になり、主の御顔を見せてくださいます。愛と恵みに溢れる主の御顔を仰ぎ見る時、苦難の中にいても、平安を味わうことができます。世の人は知らない、主に身を避ける者だけが受ける、天からの祝福です。また、信仰によって生きる人が得る、勝利です。



適用:どこに身を避ければいいでしょうか

一言:主は私の避け所


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