聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2021]

2021年 02月 18日 (木)

詩篇13:1-6(5)
あなたの恵みに拠り頼みます

 ダビデのたましいは、思い悩んでいました。心には一日中、悲しみがありました。敵は彼を打ち、おごり高ぶっていました。それなのに、神様は助けてくださいませんでした。彼から御顔をお隠しになり、永久にお忘れになったかのように沈黙されました。それで、ダビデは嘆いて、主に尋ねました。「主よ、いつまでですか。」信仰生活は、答えと勝利だけがあるのではありません。深い絶望の夜に遭遇する時もあります。暗闇の中に、ただじっとたたずんでいるしかない時もあります。崖っぷちに立たされ、敵の笑いものになって、そのまま人生が終わってしまうかのように見えます。そんな時、ダビデは神様に祈りました。「私に目を注ぎ 私に答えてください」(3b)。彼は、死の眠りにつかないように、目を明るくしてほしいと祈りました。神様は、漆黒の闇夜に光を照らしてくださる方です。深い絶望の中でも、回復の希望をくださる方です。ですから、終わりそうもない悩みと悲しみの日に、絶望せず、神様の御前に出て行き、祈らなければなりません。

神様がお答えにならない時、神様の愛を疑い、落ち込みやすいです。しかし、ダビデは試練の日に、主の恵みに頼りました。神様の一方的な恵みによって、私たちは救われました。それは、私たちの条件や行いによって、取り消されたりしません。主の恵みと救いを思うと、心に喜びが溢れます。主を賛美せずにはいられません。今、私たちの生活が辛くあっても、私に注がれている主の恵みと救いには、変わりがありません。主の善き御心があるのです。置かれている状況が厳しくても、満ち溢れる主の恵みに拠り頼んで、喜び歌いながら進んでいくことが、信仰生活の本質と言えるでしょう。



適用:辛い時、何に頼っていますか

一言:満ち溢れる主の恵み


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