聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2021]

2021年 02月 19日 (金)

詩篇14:1-7(1)
神はいない、と言う愚か者

 「神はいない」と言っている者がいます。彼らは、神様を信じている聖徒を愚か者だと考えます。ありもしない神様を信じて、仕えるために苦労していると考えます。彼らの目には、神様が見えないからです。神様がおられるなら起こるはずのない不条理なことが、あまりにも多くあると考えています。それで、彼らは「神はいない」と結論づけます。自分が導き出した無神論思想は、妥当だと主張します。

そんな彼らに対して、ダビデは、彼らこそ愚か者だと言っています。彼らの人生の実を見ると、なぜ彼らが愚か者なのかが分かります。「神はいない」と言っている人の生活は腐っていて、忌まわしいことを行なっています。罪によって汚れています。乱暴で、残忍です。霊的に無知で、自分がどんな不法を行っているのかが分かっていません。一方で、心の奥底には恐れがあります。彼らの良心が、神様のさばきを感じているからです。この世で、最も愚かな人は、「神はいない」と言う人です。神様がおられなければ、人間の内面の腐敗は防ぐことができません。神様がいない思想、神様がいない家庭、神様がいない人間関係は、結局腐敗して滅びてしまいます。知恵とは、神様を恐れ敬うことです。神様を恐れ敬い、従う時、腐敗や堕落から救われることができます。私たちの内に神様がおられなければ、内面の美しさや純潔を守ることはできません。

神様はご自分を信じる者に、避け所となってくださいます。シオンからその民を救い、捕虜になった民を自由にしてくださいます。悪が蔓延しているこの世の中で、主の民は多くの悲しみと苦しみを経験します。しかし、神様は聖徒たちに、最後の勝利とともに、楽しみと喜びを与えてくださいます。最後まで信仰によって生きる者は、勝利を得ます。



適用:愚か者を恐れていますか

一言:信仰は勝利


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