聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2021]

2021年 05月 07日 (金)

詩篇34:1-22(8)
主がいつくしみ深い方であることを

 ダビデが書いたこの詩は、神様による驚くべき救いを体験した者の告白であり、歌です。ダビデの心には、神様に向けられた賛美と感謝が満ちています。いつも主をほめたたえ、主を誇ると言います。貧しい者は、私の救いの神様を聞いて喜ぶ、と言います。サウル王に追われたダビデは絶望的な状態の中にいました。彼を助けられる人は誰もなく、彼が逃れる所もありませんでした。よほど切羽詰まっていたのでしょう、彼が殺したゴリアテの故郷である敵国ガテの地に逃げました。しかし、それで彼は、また死の危機に処せられました。四面楚歌でした。方法がありませんでした。危険が押し迫り、恐れました。ただ神様に叫ぶしかありませんでした。その時、神様は彼に応えてくださいました。彼の叫び声を聞き、全ての恐れと苦難から救い出してくださいました。この驚くべき救いを体験したダビデの確信は何でしょうか。「主の使いは、主を恐れる者の周りに陣を張り、彼らを助け出される。(7)」

 ダビデは言います。「味わい、見つめよ。主がいつくしみ深い方であることを。(8a)」ダビデのように絶望的な状況の中で、神様の驚くべき救いを味わったことがありますか。今、乏しさと苦難の中にいますか。神様に祈り、叫んでみましょう。私たちも、神様がいつくしみ深い方であることを、味わい、知ることができます。神様が全ての人の祈りを聞いてくださるのではありません。神様を恐れ敬う人の祈りを聞いてくださいます。神様を恐れ敬うとは、悪を捨てて、善を行い、平和を探すことです。神様の目は、そのような義人に向けられており、彼らの叫びを聞かれ、全ての苦難から救い出してくださいます。



適用:神様を恐れ敬う者ですか

一言:主がいつくしみ深い方であることを、味わう


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