聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2021]

2021年 05月 15日 (土)

詩篇41:1-13(3)
病の床で支えられる神様

 弱っている人、病の床に伏している人に心を配る人は幸いです。敵は「はやく死んでほしい」と悪口を言います(5)。見舞いに来ても慰めるふりをするだけで、心のうちでは悪意を蓄え、外に出ては言いふらします(6,7)。信頼していた親友すら背を向けます(9)。人はみな老いて病に伏すことは避けられませんが、このような現実に直面すると悲しくなります。果たして心から気を配ってくれる人、信頼できる人はいるのでしょうか。人の助けを期待すれば失望するばかりです。

 ダビデにもそのようなつらい経験がありました。幸いにも、ダビデは病床で支えてくださる神様に出会いました。つらい時、悲しい時、寂しい時に、見舞いに来てくださる方、人々が見捨ててもそばで支えてくださる方、その方は主です。神様は病んでいる時に支えてくださり、暗闇を光に、絶望を希望に、苦しみを喜びに変えてくださいます。そして、病床から起き上がらせてくださいます。ダビデは病の床で祈ります。「主よ あわれんでください。私のたましいを癒やしてください。私はあなたの前に罪ある者ですから(4)」。ダビデは一日でも早く病が治ることを願っていますが、それよりも、まず自分の罪とたましいを癒やしてくださるように祈ります。罪を悔い改めればたましいが生かされ、神様との関係が回復します。病の癒やしよりも優先されるべきことです。神様のあわれみによって立ち上がれば、敵たちと背を向けた人たちに報いを返せます(10,11)。ついに、強く支えてくださる神様によって御前に立ち、とこしえからとこしえまで主をほめたたえるようになります。病に伏していますか。心が傷ついていますか。病の床で支えてくださる神様を待ち望みましょう。主に申し上げましょう。「私のたましいを癒やしてください。私はあなたの前に罪ある者ですから。」



適用:そばに誰もいませんか

一言:主が支えられますように


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