聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2021]

2021年 07月 06日 (火)

詩篇47:1-9(6)
私たちの王に褒め歌を歌え

 詩篇の著者は、「すべての国々の民よ、手をたたけ。喜びの声をもって神に大声で叫べ。」と命じています。これは、聖なる王座に着いておられる王を褒めたたえる歓呼です。なぜイスラエルの王であられる神様を褒めたたえるべきなのでしょうか。それは、いと高き方主が、全地を治める大いなる王だからです。カナンの地には数多くの偶像の神々がありました。ところがイスラエルの神様は、国々の民をイスラエルの足もとに従わせ、そのカナンの地をイスラエルの受け継ぐ地として与えてくださいました。神様はこの世を主管する主人です。全地を治める王です。この王なる神様は、喜びの叫びと角笛の音の中で王座に上られました(5)。神様を褒めたたえることは、主が王であることを告白することです。私たちはこの世の偽りの王を恐れないで、手をたたき、喜びの声をもってまことの王であられる神様だけを褒めたたえなければなりません。そのように神様を褒めたたえるとき、全地の王であられる神様は私たちのうちに臨まれます。そして神様は私たちをご自分の愛する民とし、栄光ある者にしてくださるのです。

 「ほめ歌を歌え。神にほめ歌を歌え。ほめ歌を歌え。私たちの王にほめ歌を歌え。」(6)と、ことばの限り神様を賛美するように言っています。主がまことの王であることを万民に伝えなさい、という意味です。神様はイスラエルの王であられるとともに、すべての国々を統べ治めるまことの王です。国々の高貴な者たちは集められ、アブラハムに与えた約束を受け入れ、神様の民となります。ですから、イスラエルは神様がまことの王であられることをすべての国々に伝えなければならないのです。これが、神様がイスラエルを万民の中から選ばれた目的です。私たちが主イエス・キリストがまことの主であられることを世界の万民に伝えるべき理由は何でしょうか。それは主が私たちの王となるとともに、すべての国々の民たちの王となられるからです。



適用:主がまことの王であられることを万民に伝えていますか

一言:私の王であられる神を褒めたたえます


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