聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2021]

2021年 07月 13日 (火)

詩篇54:1-7(4)
神は私を助ける方

 ダビデがいる場所を、ジフの人たちがサウルに密告した時に書かれた詩です。ダビデは神様の命令により、外国での逃避生活をやめてユダの荒野に来ていました。ペリシテ人がケイラを攻めて来た時、ダビデは逃避中でしたが、命をかけてペリシテ人と戦ってケイラの住民を救いました。しかし、彼らはその恩を裏切り、ダビデをサウル王に引き渡そうとしました。それでダビデはジフ人の地域に避難しました。しかし、彼らもまた、ダビデの隠れ家を三度もサウル王に密告しました。その度にサウル王は兵士たちを率いて駆けつけ、ダビデを殺そうとすべての地域をくまなく捜索しました(サムエル記第一23章)。どこにもダビデを助けようとする人はいませんでした。僅かばかりの茂みしかないユダの荒野では、ダビデが安全に隠れる場所はどこにもありませんでした。

ダビデが頼れるのは、神様だけでした。ダビデは神様に祈りました。「神よ。あなたの御名によって私をお救いください。あなたの力強いみわざによって私を弁護してください。」横暴な者たちが、彼のいのちを求めて捜索しています。 しかし、この切迫した状況の中で、ダビデは神様を信じて頼りにしています。「見よ。神は私を助ける方。主は私のいのちを支える方」(4)。ダビデは、今まで神様が全てのわざわいから救ってくださったように、これからも彼を守ってくださって敵を滅ぼしてくださることを信じました。その信仰の通り、神様は危険の中でダビデのいのちを守ってくださいました。人生を生きていれば、何も頼ることのできない切迫した状況に直面する時があります。そんな時、私たちは神様に祈らなければなりません。どんな場合、どんな危険の中ででも、神様は私たちを助けてくださいます。私たちのいのちを救ってくださいます。



適用:患難と敵に囲まれていますか

一言:助ける方。支える方


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