聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2021]

2021年 07月 14日 (水)

詩篇55:1-23(22)
あなたの重荷を主にゆだねよ

 本詩篇の著者は神様に、私の祈りを耳に入れ、耳を閉ざさないでくださいと懇願しています。彼は今、悲嘆に暮れ、泣き叫んでいます。それは敵の叫びと悪者の迫害のためです。彼の心は内にもだえ、死の恐怖が彼を襲っています。彼は言いました。「ああ、私に鳩の翼があったなら。飛び去って休むことができたなら。」彼にとって一番耐えがたいものは何でしょうか。それは彼を非難する人が彼の仲間であったということです。一緒に神様の家を出入りしながら友情を交わしていた親友が、今は彼を非難して敵対しています。親しく交わっていた人から裏切られることほど、大きな傷や痛みはありません。アブサロムの反逆の時、ダビデは最も信頼していた助言者アヒトフェルの裏切りを経験しました。そんな中でも、ダビデは神様に叫んで祈っています。夕べに朝に、また真昼に祈っています。彼は、神様が彼の声を聞いて救ってくださることを信じていました。誓約を犯し、敵対する者を滅ぼすことを信じました。耐えられない恐怖と苦痛のうちにいる時、どうすればいいでしょうか。その重荷を主にゆだねなければなりません。主の御前に出て行き、叫び、祈らなければなりません。主が私を支えてくださいます。主は決して正しい者が揺るがされるようにはなさいません。



適用:重荷がありますか

一言:主にゆだねよ


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