聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2021]

2021年 11月 03日 (水)

詩篇71:1-24(14)
絶えずあなたを待ち望み

 詩人は多くの苦難とわざわいの中にいました(20)。悪者たちは互いに言いました。「神は彼を見捨てたのだ。追いかけて彼を捕らえよ。」しかし詩人は、悲しみの中に陥ったままではいませんでした。彼は凶悪な者の手から逃れ、主のもとに逃れて行きました。神様がいつも避けどころの岩になってくださることを願いました。彼は、幼い時から主を信頼し、年を取った今でも、主に固く頼りました。彼の望みは、年老いて白髪頭になっても、主が彼から離れて行かないことでした。彼の信仰は、状況によってゆれ動かされるものではありませんでした。苦難の中でも、主に向けられた望みは変わることがありませんでした。世の中の全てのものは、時間が経てば、変わります。人も、歳月が流れれば、変わります。特に人の心は変わってしまいます。永遠の愛を誓った人が、離れて行ってしまうこともあります。しかし、神様は変わることがありません。私が若い時も、大人になった今も、年老いても、神様はいつも私を愛してくださいます。私が足りなくても、失望したり、離れたりはしません。神様は、私たちと永遠に共にいてくださいます。この神様に頼る人は、心にいつも望みがあります。世の中の望みは、その対象がなくなった時、共にくずれ、失望だけが残ります。しかし、主がくださった望みは消えず、常にあります。主の望みを心に抱いて生きる人は、時間が過ぎても変わりません。歳月が流れても、賛美をする美しい人に、ますます、なっていきます。主の力と能力を世の中に伝える幸いな使命人になります。主は、このような人を苦難から起こし、生かし、偉大さを増してくださいます。敵に打ち勝ち、勝利に導いてくださいます。



適用:私は心にどんな望みを抱いているのか

一言:望みのうちに喜びます


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