聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2021]

2021年 11月 05日 (金)

詩篇73:1-28(17)
彼らの最期を悟った

 神様は、心の清い人に対して、いつくしみ深い方ですが、詩人はこのような信仰を失い、ほとんどつまずくところだった、と告白しました。悪者の成功を見て、ねたむ心が入って来たからでした。悪い人々が人生を成功していると、私たちは当惑します。彼らは死ぬ日まで、健康によく過ごします。ほかの人々が受ける苦難や災いも受けません。よく食べ、肉づき、望んでいる物をすべて手にいれます。彼らは神様の前で傲慢で、悪意をもって語ります。人々はこれを見て、「神様は本当に世の中のことを知っておられるのか。悪者たちはいつも安らかで、富を増している」と考えます。では、神様の前できよく生きようと努力する人々の人生は虚しいものでしょうか。詩人は、この問題によって、ひどく悩みました。しかし神様の聖所に入った時、彼は悪者の最期がどうなるのかを悟るようになりました。悪者はついに、一瞬のうちに、滅びるようになります。眠りから覚めれば消えてしまう夢のように、彼らの栄華は虚しいものです。反面、主と共にいる者の生活はどうでしょうか。神様がいつまでも、その人をつかんでくださいます。主の御言葉によって、導いてくださいます。ついに、永遠の栄光の国で、その人を迎えてくださいます。

私たちの肉体と心は衰弱し、衰えます。しかし、神様は私の心の岩であり、永遠のお方です。私たちも悪者の成功を見て、彼らをうらやましく思い、信仰が揺れ動く時があります。しかし、御言葉と祈りの中で、神様の聖所に入って行く時、神様は、私たちを悟らせてくださいます。悪者の成功は虚しく、神様だけが私の本当の望みであり、永遠の割り当て地であることを悟らせてくださいます。



適用:悪者の成功をうらやましく思いますか

一言:悪者は全滅する


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