聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2021]

2021年 11月 07日 (日)

詩篇75:1-10(7)
神こそさばき主

 神に感謝しましょう。神のなさる事は、全て奇しいからです。神は定めの時を決める方です。 私たちが知っている世界と歴史は、この方の定めに応じて終わります。私たち一人一人は、神の定められた時に、神の裁きの玉座の前に立ちます。主は公平にさばいて下さいます。世界は道徳的な混乱状態に陥り、すべてが崩壊してしまっているように見えますが、神は地の柱をしっかりと堅く立てられます。

3節の終わりに、「セラ」という単語が出てきています。「セラ」は、当時の音楽用語の一つで、「休息、休止、一旦停止」という意味です。つまり、これまでに歌ってきた内容について、一度立ち止まってよく考え、思い巡らす時間を持ちなさい、という意味です。神さまの定めの時、公平さ、地に堅く柱を立ててくださることについて、時間をとってじっくりと考えてみましょう。

「角」は力を象徴しています(4,5,10)。自分の能力を信じ、横柄な態度で神に逆らう人は、心が高ぶりとおごりに満ちています。神は高ぶりとおごりを嫌われます(箴言8:13)。神を求め、信じることを邪魔するからです。神はある者を低くし、ある者を高く上げられる方です。神は悪者どもの角を切り落とし、正しい者の角を高く上げられます。地上の全ての支配、権威、権力、主権の上におられるのが主です(エペソ1:21)。そのような偉大な主を信じる時、わたしたちは正しい者とされ、高く上げられるのです。



適用:悪者は低くされ、義人は高くされることを信じますか

一言:正しいさばき主


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