聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2023]

2023年 01月 03日 (火)

詩篇132:1-18(11)
取り消すことのない真実

この詩は、王とイスラエルの民を守り、祝福してくださいと求める内容です。詩人は、主が「油をそそがれた者」である王(10)の受ける全ての苦しみを思い出してください、と祈ります(1)。ダビデは、主が住まわれるところである神殿を建てるための情熱と努力を少しも忘れず、休みませんでした(3,4)。それだけ彼は主を愛しました。このようなダビデを、神様は愛し慰めました。彼の敵を討ち、彼に祝福をくださいました。それだけではなく、神様はダビデのためにその子孫を守り、祝福してくださいます(1,10-12)。主に向けた私たちの愛と献身は、決して無駄にはなりません。

主はダビデに、神殿についての約束をくださいました。ダビデの子どもをとこしえに王位に着かせるように守り、働くと約束されました(11-12)。主は、ダビデから角を生えさせ、その人に油を注ぎ、立たせます。その人を通して、敵を討ち、王冠を輝かせます。また、主は、ご自分が選び、住まいとされたシオンに永遠に住み、その民に祝福を与え、満ち足らせます(13-15)。ダビデの子孫は、ダビデのようには真実ではありませんでしたが、ダビデに対する主の約束は変わりません(11)。子孫が敵のゆえに叫び祈るなら、ダビデから角を生えさせ、その人を通して、敵を討ち、救われます。この契約は、救いの角であるイエス・キリストを通して、完全に成就されました。神様は、今も選ばれた民のうちに、とこしえに住まわれ、祝福してくださいます。その民が真実でなくとも、神様の誓いは永遠に変わることがありません。



祈り:父なる神様、約束どおり、救いの角であるイエス様を送って下さり感謝します。真実な主がとこしえに私とともにいて下さることを感謝します。

一言:主の誓いは真実


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