聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2023]

2023年 01月 04日 (水)

詩篇133:1-3(1)
兄弟たちが一つになって共に生きることは

この詩は、神様の民がエルサレムに集まって交わる姿の美しさに感謝して、賛美しているものです。兄弟たちが共に生きています。ただ一つの場所に集まっているのではなく、本当に一つになって、共に生きています。兄弟たちは、みな互いに違います。経済的、社会的、年齢や性別などの違いがあります。お互いの考え方と立場が違います。そのため、人々が集まるところでは、それぞれの違いによって、分裂と争いが耐えないものです。兄弟たちが一つにならない時、疲れ、お互いに殺しあいます。人間の利己的な本性では、一つになって共に生きることは、容易なことではありません。しかし、詩人は神様の中で、兄弟たちが一つとなって共に生きる美しい姿を見ました。奇跡を見ました。詩人は感激して、感謝し、歌いました。人間の本性では難しくても、神様の恵みの中では、兄弟たちが一つになって共に生きることが可能になります。

一つになれないはずの人々が集まり、兄弟になり、一つになって共に生きる姿は、じつに美しく、良いものです。兄弟たちが共に喜びと悲しみを分け合い、お互いに慰め合い、愛し、仕え、幸せになる姿は、非常に美しいものです。見た目に良いだけではなく、高価な油が流れ出るように、神様の恵みがそこから溢れ出てきます。個人的に神様の恵みを受けることもできますが、兄弟たちが一つになった共同体には、神様の恵みがさらに満ち溢れます。これは、ヘルモンの露がシオンの山の全ての木と葉っぱを覆い、いのちと豊かさをもたらすことに似ています。主は、兄弟とのつながりを通して、特別につながった共同体を通して、祝福が満ち溢れるようにしてくださいます。疲れて落胆した時にも、いのちを受け、回復され、新しくされ、望みが満ち溢れる恵みを注いでくださいます。



祈り:父なる神様、私がいるところでも、このような美しい御業が起きるように祈ります。そのために私がすべきことを、私が出来るように助けて下さい。

一言:何という幸せでしょうか


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