聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2023]

2023年 01月 06日 (金)

詩篇136:1-26(1)
主の恵みはとこしえまで

詩人は、「神様に感謝せよ。」と言います。なぜなら、神様のいつくしみは永遠のものだからです。神々の中で唯一の神である主は、慈しみ深いお方です。慈しみとは、愛と憐れみを意味します。では、どこを見れば、神様の慈しみが見られるのでしょうか。

第一に、神様の創造から見ることができます(4-9)。青い空、私たちが踏みしめている大地、全地を照らす太陽、夜空を美しく彩る月と星。これらを見ると、世を愛され、祝福される、とこしえまでに慈しみ深い神様を感じます。

第二に、神様の救いのみわざから見ることができます(10-12,23-24)。神様は、エジプトの奴隷だった民を救ってくださいました。エジプトの長子を打ち、力強い御手で、彼らを導かれました。彼らを、卑しい中でも覚えてくださり、敵から救い出してくださいました。救いは神様の愛であり、憐れみです。

第三に、神様の力から見ることができます(13-20,25)。神様は、葦の海(紅海)を二つに分け、イスラエルにその中を通らせ、ファラオの軍隊を葦の海に投げ込まれました。イスラエルに荒野を通らせ、大いなる王たちを打ち、力ある王たちを殺しました。そして、年毎に、全ての肉なる物に食物を与え、豊かに食べさせました。神様は、ご自分の民に対する愛と憐れみのために、このような大きな御業を行なわれました。

第四に、神様がくださった相続の地から見ることができます(21,22)。神様は、イスラエルにカナンを相続の地としてお与えになりました。また、彼らに聖なる国民、祭司の王国の相続を下さいました。何もない者に地を与え、奴隷だった彼らを聖なる祭司の王国として用いることは、神様の一方的な愛です。



祈り:とこしえまでにいつくしみ深い主に感謝します。私にも、神様のいつくしみが豊かに現れますように祈ります。

一言:まことにいつくしみ深い主


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