聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2023]

2023年 01月 10日 (火)

詩篇140:1-13(7)
私の頭をおおってくださいました

戦争の危機を目の前にして神様にささげられた祈りです。悪者と暴虐な者は、悪をたくらみ、戦いをしかけます(2)。彼らは毒を抱いています(3)。わなをしかけ、落とし穴をほって、害そうとします(5)。このような状況にあれば、恐れによって、心はなえてきます。現代の、熾烈な経済競争の中で生きている神様の民も、日々戦場のような生活を送っています。手段と方法を選ばない攻撃、卑劣で低級な攻撃を受けます。それで日々、不安と緊張の中で生きています。しかしそんな時、自然に流れ出てくる祈りがあります。「主よ。私をよこしまな人から助け出し、暴虐を行う者から守ってください」(1)。取り囲む危機と危険を、神様の助けなしには抜け出すことができません。神様が保護してくださなければ、私たちは、生きることができません。それで、「私を助け出してください。私を守ってください」と祈ります。弱い私たちに、危機から救い出し、守ってくださる方がおられることは、大きな祝福です。その方に祈れるのは、特権です。ですから、悪者に振り回されずに祈りましょう。暴虐な者を恐れず、ためらわずに祈りましょう。「主よ、私を助け出し、私を守ってください。」神様を信じて、大胆に起き上がりましょう。

神様は、詩人をどのように助け出し、救い出されたのでしょうか。救いの源である神様は、戦争の日に詩人の頭を覆ってくださいました(7)。そして、悪者たちを災いによって覆い、炭火を彼らの上に落とし、深いふちに落とし、立ち上がれないようにし、敗北するようにされました(9-11)。神様は、神様の人を弁護してくださり、さばきを行なわれます(12)。そのことによって、正しい者たちは主の御名に感謝し、直ぐな人たちは、主の御前に生きます(13)。



祈り:私を救い出す神様、私を保護する神様、あなたは、私の賛美と礼拝を受けるのにふさわしいお方です。生涯、あなたに感謝し、あなたの中で生き、あなたについていけるように祈ります。

一言:私の神、私の救いの力


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