聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2023]

2023年 01月 14日 (土)

詩篇144:1-15(1)
戦いのために私の手を鍛えられる

ダビデの生涯はいくさ続きでした。彼のいくさは、神様の御名のための霊的な戦いでした。神様は、ダビデを戦いのために鍛えられました。特に指導者として、彼の手を鍛えて戦わせました。ダビデは血肉の戦いではなく、信仰の戦いをしました。神様は、ダビデが頼れる岩と盾になってくださいました。それで、彼は敵が怖くありませんでした。神様はダビデに勝利を与え、民がダビデに服するようにしてくださいました。人の人生は、蜃気楼のようです。その日々は、過ぎ去る影のようです。ところが、神様はこのような人を顧み、神様の戦いに召集してくださいました。救いを体験し、神様の勝利に加わるようにしてくださいました。資格のない者に臨まれた、なんと驚くべき恵みでしょうか。ダビデはこのような神様を賛美し、愛を告白します。この世にしばらくいて過ぎ去る私たちにとって、神様の戦いに召されたことは、大きな恵みです。神様の永遠なる救いと栄光に加わるからです。祈りと信仰と従順と献身をもって神様の戦いをする人は、まことに幸いな者です。

ダビデは、主をおのれの神とする民の幸せをほめ歌います。息子たちは、よく育った若木のように堅固です。娘たちは宮殿の柱のように大切な存在です。倉はあらゆる産物で満ち、羊と牛であふれるようになります。敵の攻撃もなく、戦争に出て行くこともありません。これは、将来入ることになる神の御国の姿です。神様は、主のために霊の戦いをした御民に、豊かな実をくださいます。永遠なる平和をくださいます。物質主義と快楽主義が蔓延する社会の中で、神様を信じて神様についていく生き方をするためには、数多くの戦いが必要です。疲れ果て、苦しくなる時もあります。それでも、この戦いをする人は幸いな者です。神様の守りと救いと勝利と栄光が約束されているからです。



祈り:主よ、戦うことをせず、周りに流され、妥協ばかりしてきたことを認めざるをえません。神様の守りと救いと勝利と栄光が約束されていることを信じて信仰の戦いができるように助けてください。

一言:信仰の戦いをしよう


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