聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2023]

2023年 01月 15日 (日)

詩篇145:1-21(1)
私の神、王よ

ダビデはイスラエルの王でした。しかし、彼はまことの王は神様であると告白します。神様をあがめ、御名をほめたたえます。ダビデは主の御名を日ごとにほめたたえ、世々限りなく、ほめたたえると言います。神様をほめたたえる理由は何ですか。第一に、大いなる救いのためです。神様は栄光輝く奇しいわざを行われました。大いなる恐ろしいみわざの力で、ご自分の民を救い出されました。それは、イスラエルに救いの恵みを受ける資格があったからでしょうか。いいえ。ただ神様の豊かないつくしみと義によって救われました。第二に、あわれみのためです。イスラエルは、神様との契約を守れませんでした。彼らは、荒野で金の子牛を造って、偶像崇拝しました。契約が破棄され、彼らが絶ち滅ぼされても当然でした。ところが、神様は彼らを憐れまれました。彼らを赦し、契約を覚えてくださいました。第三に、与えてくださる恵みのためです。イスラエルは荒野で食べる物がなく、死の危機に直面していました。神様は御手を開き、食物を与えてくださいました。時にかなって与え、彼らの願いを満たしてくださいました。この神様はイスラエルの王です。

この世の王たちは、利己的で貪欲なため、民を苦しめ、傷つけます。どんなに立派な王であっても、その民を罪から救うことはできません。死の問題を解決できず、永遠の国を与えることもできません。ところが、神様はイエス様の贖いの恵みによって、私たちの罪を赦してくださいます。私たちの叫びを聞き入れ、悪から救い出してくださいます。神様は私たちに永遠の国を与えてくださいます。その国が永遠なので、その国の民である私たちも、永遠の民となります。永遠の御国で私たちは何をするのでしょうか。世々限りなく主をあがめ、主の御名をほめたたえるでしょう。ですから、この世に生きている間も、日ごとに限りなく主をほめたたえるべきです。



祈り:私の神、王よ、私に救いと永遠の御国を与えて下さり感謝します。その豊かな慈しみと義によって、今日も、私の心と生活を治めてください。

一言:世々限りなく聖なる御名をほめたたえます


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