聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2023]

2023年 01月 16日 (月)

詩篇146:1-10(1)
私のたましいよ、主をほめたたえよ

詩人は、「ハレルヤ。」と主をほめたたえながら詩を始めています。自分のたましいにも、主をほめたたえるように促しています。詩篇146篇から150篇は、ハレルヤで始まり、ハレルヤで終わっていることから、「ハレルヤ詩篇」とも呼ばれています。ハレルヤとは、「主をほめたたえよ」という意味です。詩人が主をほめたたえるのは、主が創造主であられ、真実な方であられ、正しくさばく方であられるからです。主を見上げて、主のご性質を見つめながら、主をほめたたえています。人は、神様の被造物として、神様をほめたたえる人生を生きるように造られています(イザ43:21)。

イエスさまが父なる神をほめたたえる姿が、福音書に数回出てきます。例えば、5つのパンと2匹の魚を人々に分け与える場面では、まず、天を見上げて神をほめたたえ、それから弟子たちにそれらを配布するように指示されました(マルコ6:41)。また、最後の晩餐の席では、パンを取り、神をほめたたえてこれを裂き、弟子たちに与えられたとあります(マルコ14:22)。イエスさまは、何かをされる前に、まず、父なる神様のご性質を見つめながら神様をほめたたえました。私たちは、どうでしょうか。何か良いことが起こったり、祈りが答えられた時など、喜ばしいことが起こった後に主をほめたたえることが多いのではないでしょうか。神ご自身よりも、与えられたもの、答えられたことを見て主をほめたたえる傾向があるのではないでしょうか。イエスさまのように、まずは神をほめたたえることを通して心を神様に向け、父なる神様の愛と力を確信してから動くなら、イエスさまのように神の栄光を現す働きができるようになります。



祈り:ハレルヤ、主の御名をほめたたえます。私が、何よりもまず、主なる神様を見上げて主をほめたたえる、そのようにする者となるように助けてください。

一言:主をほめたたえよう


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