聖書別日ごとの糧   >>   箴言[2003]

2003年 05月 09日 (金)

箴言6:1-11
怠け者よ。ありに学びなさい

Ⅰ.軽率に保証人になってはならない(1-5)
この世で軽率に保証人になって財産をなくし、苦しみを経験した者が多くいます。ですから、私たちは体面や義理、自尊心のゆえに保証人になってはなりません。
また保証人になって罠に陥ったならば、謙遜に求め、鳥が鳥を取る者の手から逃れるように素早く逃れなければなりません(5)。これは利己的に生きることを意味することではありません。軽率な保証で財産をなくし、友だちさえも失う愚かさから免れるためです。また、責任のある人生を生きるように助けるためです。
Ⅱ.怠惰を克服する(6-11)
蟻には首領もつかさも支配者もいません。しかし夏の間自ら冬のための食糧を集めます。しかし怠け者は未来を計画したり真面目に準備しません。「しばらく眠り、しばらくまどろみしばらく手をこまねいて、また休む」と言い、長い時間を眠りで費やすのです。(10)。彼らは根拠のない楽観主義で怠け病にかかった者です。このような者には貧しさが浮浪者のように、乏しさが横着者のようにやってきます(11)。激しい競争社会に生きている信者たちは不信者たちよりも、もっと熱心に働き、眠りを縮め、真面目に努力しなければなりません。神様は、まぐれ幸いを欲しがる者には何も与えられません。私たちは種を蒔けば、その刈り取りもすることになるのです(ガラ6:7)。

祈り:主よ!私が節制もできずに肉的な怠けで主を悲しませた罪を悔い改めます。これからは蟻のように真面目に将来を準備する責任のある人生を生きます。

一言:ひっきりなしに働くありの精神



2003年 05月 10日 (土)

箴言6:12-35
訓戒のための叱責は命の道である

Ⅰ.主の忌み嫌われるものを行うな(12-16)
よこしまな者や不法の者は目くばせをし、足で合図し、指で指しながら悪を図ります。心が曲がっていつも争いを引き起こします。このような者は災いに会うとすぐ滅びてしまいます。なぜなら彼を助ける者が誰もいないからです(15)。
神様の忌み嫌う七つのものは、高ぶる目、偽りの舌、罪のない者の血を流す手、邪悪な計画を細工する心、悪へ走るに速い足、まやかしを吹聴する偽りの証人、兄弟の間に争いを引き起こすものです(16-19)。このような者は神様を恐れない者であり、人間より金銭優位の価値観を持った者です。彼らは神様からの裁きから逃れることができません。
Ⅱ.命令はともしびであり、教えは道である(18-35)
知恵者は再び父の命令を守り、母の教えを捨てないように心がけます。すると、その真理の言葉は彼を導く灯火で、光で、命の道になります。何よりも私たち人間の心にはすべての悪い考え、淫乱、姦淫などで満ちています(マコ7:21-23)。まるで火をふところにかき込んでいるのと同じです(27)。火をかき込んでいれば着物が焼けるように、この腐敗した心を抱いていると結局財産と命を失い(26)、魂も滅んでしまいます(32)。淫乱に打ち勝つ道は御言葉に従うしかありません(24,詩119:9)。

祈り:主よ!主の御言葉だけが命の道であることを信じます。主の御言葉で私を清め、淫乱な心を治めてください。

一言:命の道は御言葉に従うこと


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