聖書別日ごとの糧   >>   箴言[2013]

2013年 09月 26日 (木)

箴言3:1-10
どこにおいても、主を認めよ

1.御言葉を心の板に書き記せ(1-4)
 著者は、自分の息子に、「神様の御言葉を忘れるな。」と言い、「心に留めよ。」と話しています(1)。人々は御言葉を頭で理解して、実生活ではよく忘れてしまいます。心をささげて守ることより、義務感や形式的に、ようやく守ります。しかし、信じる者は神様の御言葉を心の板に書き記し、心からその御言葉に聞き従います。神様の愛と真理がその人から離れて行かないように、努力します。そのような人は、いのちの年と平安が増し加えられ(2)、神様と人の前に好意と聡明を得ます(4)。
2.どこにおいても主を認めよ(5-10)
 信じる者は、どんなことがあっても、自分の悟りに頼りません。自分の悟りにだけ頼り、「自分を知恵のある者」と思う者は愚かな人です。何より、信じる者は心を尽くして主に拠り頼み、どこにおいても主を認めます(5,6)。「どこにおいても主を認める」とは、全てのことが神様の主権によって成し遂げられることを受け入れ、また、神様を恐れ、全ての悪から離れることです。さらに進んで、財産とすべての収穫の初物で、神様をあがめることです。神様は、どこにおいても主を認める人を喜ばれ、その道を導き、保護してくださいます。また、彼のからだを健康にし、生活を潤してくださいます。その倉は豊かに満たされ、酒ぶねは新しいぶどう酒であふれさせます。どこにおいても主を認めることが、祝福を受ける秘訣です。

祈り:主よ!私が自分の悟りに頼らず、どこにおいても主を認め、主にだけ拠り頼みます。

一言:どこにおいても主を認めよ



2013年 09月 27日 (金)

箴言3:11-20
知恵は真珠よりも尊い

1.主の懲らしめ(11,12)
 信じる者は、神様の懲らしめを尊く思い、その叱責を好みます。人は誰でも、称賛されることは好みますが、咎められ、懲らしめを受けるのは嫌います。しかし神様は、父がかわいがる子をしかるように、愛する者をしかり、懲らしめます(12)。それで、信じる者は懲らしめを受ける時、落胆して悲しんだり、心に苦い思いを抱いてはいけません。むしろ、懲らしめを通して神様の愛を悟り、神様の御言葉に聞き従う者にならなければなりません。神様の懲らしめを通して、訓練される者は義の平和の実を結ぶようになります(ヘブ12:11)。
2.知恵を見いだす者の祝福(13-20)
 神様の懲らしめを通して、知恵を見いだすようになれば、それは銀の儲けよりも勝ります。知恵は黄金よりも勝り、真珠よりも尊いものです。知恵と比べられるものは何もありません。知恵は、その人に長寿と富と誉れ、平安を与え、いのちの木のようにいのちを与えます。神様は、知恵によって、天と地をお造りになり、海と陸地を分け、空中から露が降りるようにされました(19,20)。では、知恵とは何でしょうか。知恵は、神様の御言葉です。この御言葉は肉体となり、この地に来られたイエス・キリストです(ヨハ1:14)。この知恵を見いだした者は、すべての宝を手に入れた者であり、この世で最も幸いな人です。

祈り:主よ!私が喜んで神様の懲らしめを受け、イエス様を、どんなものよりも尊い思う者になるように、助けてください。

一言:知恵は真珠よりも尊い



2013年 09月 28日 (土)

箴言3:21-35
安らかな生活の秘訣

1.すぐれた知性と思慮とをよく見張れ(21-26)
 信じる者は、すぐれた知性と思慮とをよく見張り、これを見失ってはいけません(21)。これは、何かを判断し、どんなことをするにしても、神様の御言葉に基づいて判断し、行なえという意味です。人々は、この世で神様の御言葉に従って生きることが、不安だと考えます。しかし、神様の御言葉に従って生きるなら、この世で得ることのできないたましいのいのちを得るようになります。また、その人生は栄光あるものになり、安らかに自分の道を歩むことができます(23)。内面に、本当の平安が臨み、恐れることなく、ここちよい眠りにつけます。(24)。どんな災いやさばきが降りかかっても、恐れません。神様に頼って生きる時、神様がその足を守ってくださり、全ての悪から保護してくださいます(26)。
2.隣人に善を行ないなさい(27-35)
 信じる者は、善を行なう力がある時、助けが必要な人に施さなければなりません(27)。信じる者として、消極的に罪を犯さないことに満足してはならず、積極的に善を行なわなければなりません。安心して住んでいる隣人をねたんだり、理由なしに争ってはならず、暴虐の者をうらやましく思ってはいけません(31)。なぜなら神様が悪者を呪い、義人を祝福してくださるからです。神様は、あざける者をあざけり、へりくだる者には恵みを授けてくださる方です。

祈り:主よ!私が神様の御言葉に基づいて、平安な道を歩み、積極的に善を施す者になるように助けてください。

一言:御言葉に従って生きることが、平安の道


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