1．直ぐな人(1,3,6,11)
　主は欺きのはかりを忌み嫌い、正しいおもりで量って売る商人を喜ばれます(1)。直ぐな人は、正しい道を歩んで生きるために、前途は切り開かれますが、よこしまな人は自分の策略におぼれ、滅びます(3)。直ぐな人は正しく生きて来たので、救いを受けますが、罪を犯す者は自分の悪に捕らえられ、滅ぼされます(6)。町は、直ぐな人の祝福によって、栄え、悪者の口によって、滅ぼされます(11)。
　謀略と策略がはびこる世の中で、直ぐに生きることは決して容易なことではありません。しかし、全てのことを顧みてくださる神様の御前で、真実に生きようと努力するなら、必ず、良い結果を得ることができます。
2．施しを好む者(24,25)
　他の人に、熱心に分け与えても、ますます富んで行く者もいれば、正当な支払いさえも惜しんで、貧しくなる人もいます(24)。他の人に施しをするのを好む人は豊かになり、他人を潤す人は自分も潤うようになります(25)。
　助けが必要な隣人に、少しでも助けようと努力することが、神様の祝福を受ける秘訣です。神様は、寡婦や孤児や貧しい人を憐れんで、彼らのために、善を施すように、教えられました。私たちが利己的に生きるなら、うまく行くように見えますが、むしろ人々からの人気を失い、滅ぶようになります。しかし、積極的に施す生活をする時、人々からの人気も得て、神様の祝福も受けるようになります。

祈り：主よ！世の中は偽りで満ちていますが、私は、神様の御前で真実に生きるように助けてください。私が隣人愛を実践できるように、助けてください。

一言：真実な生活、施す生活