聖書別日ごとの糧   >>   箴言[2013]

2013年 10月 18日 (金)

箴言23:1-18
ほしがってはならない

1.そのごちそうをほしがってはならない(1-11)
 高い地位にある官僚と共に食事をする時、その官僚がどんな人であるのかを考え、あらゆる面で、注意しなければなりません(1)。おいしいごちそうに目がくらみ、その計略にはまることもあるからです。
 食欲の盛んな人はのどに短刀を当て、食べるのを節制しなければなりません。また、悪い目がある者は食物を食べず、彼のごちそうを欲しがってはいけません(6)。悪い思いを抱いている者は、善意でごちそうをふるまうのではなく、悪い動機でふるまっているからです(7)。
 金持ちになるために、努力をしてはならず、小さな知恵を捨てなければなりません(4)。冨は翼があり、飛び立つわしのように、いつ飛び立つのかが分からない虚しいものです。このような富に欲を持っていれば、全ての悪に陥るようになり、破滅を招くようになります(1テモ6:9,10)。勿論、冨が必ずしも悪いものとは限りません。私たちが、富を神様のために使うことで、神様に対して富んだ者になるなら、冨は価値ある物です。
2.訓戒に意を用い(12-18) 
 私たちは、訓戒に意を用い、知識のことばに耳を傾けなければなりません(12)。神様の訓戒の御言葉に聞き従うなら、時代遅れになるのではないか、と心配する人がいます。しかし、神様の訓戒の御言葉に聞き従うなら、むしろ将来性があり、望みが断ち切られることがなくなります(18)。悪い本性に流されやすい子どもを、むちで訓戒するなら、そのいのちをよみから救うことができます(14)。

祈り:主よ!私がおいしい食事と富を欲しがることより、神様の訓戒の御言葉に耳を傾けるように、助けてください。

一言:すべてのものを欲しがってはならない(ルカ12:15)



2013年 10月 19日 (土)

箴言23:19-35
あなたの心をわたしに向けよ

1.真理を買え。それを売ってはならない(19-25)
 神様は、「真理を買え。それを売ってはならない。知恵と訓戒と悟りも。」と言われました(23)。人々は、「真理はどこにあるのか」と言って、真理を否定し、利益を追い求めるため、悪を行ないます。しかしイエス様は、「わたしは道であり、真理であり、いのちなのです。」と言われました(ヨハ14:6)。イエス様は真理です。私たちは、どんな代価を支払ってでも、イエス様の真理を買わなければならず、どんな苦難や犠牲を払ってでも、この真理を売ってはいけません。そうした時、神様の祝福を受け、次の世で、永遠のいのちを得るようになります(ヤコ10:29,30)。
2.あなたの心をわたしに向けよ(26-35)
 神様は私たちに、「わが子よ。あなたの心をわたしに向けよ。あなたの目は、わたしの道を見守れ。」と言われました(26)。神様は、私たちの形式的な礼拝よりも、私たちの心を受けたいと、願っておられます。また、強制的に神様に従うことより、神様が導かれる道を喜び、自発的に従うことを願われます。神様の道に従う者は、遊女の深い穴に陥らず(27)、神様の祝福によって、世に打ち勝つことができるからです。特に、お酒は、私たちの心を神様に向けさせないようにします。お酒はわざわいと嘆きと争いと不平と傷をもたらし、人の心を愚かにし、分別力と感覚がない者にします(29-35)。お酒は色が良く、味が良く、大変魅惑的なものです。この誘惑に落ちないためには、お酒を見ることさえ、避けなければなりません(31)。

祈り:主よ!私の心を奪う物は本当に多いです。私が、神様にだけ心を向け、神様に従います。

一言:心の中心を神様に


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