聖書別日ごとの糧   >>   箴言[2017]

2017年 02月 09日 (木)

箴言6:1-11(6)
怠け者へ

  箴言は、怠惰な者にこう勧めします。 「怠惰な者よ。アリのところへ行き、そのやり方を見て知恵を得よ。」(6)。昆虫にも知恵があります。アリの知恵は何ですか?第一に、アリは自発的です(7)。怠惰な者は受動的です。やれと言えば、しぶしぶやり、たたかれるならちょっと速くなります。だから、怠惰な者は監督が必要です。それは愚かなことです。アリの世界は、頭領もなく、監督もなく、支配者もいません。それでも、熱心に働きます。自分のやるべきこと、自分の領域をよく見分け、自発的に働いています。第二に、懸命に働きます(8)。怠惰な者は、少し疲れるとすぐ横になります。何とか言い訳を作って仕事を避けていきます。そして、横になって空想をして、奇跡を願います。汗を流さず、一度に儲かる工夫をします。そうして、冬になると飢え死んだり、食べ物を探して凍結して死んだりします。蟻は、夏の間に食べ物を予備します。暑くても休まず、熱心に食べ物を運んで食糧を集めます。そして、雪が降ると、集めておいた食糧を食べ、安らかに過ごします。知恵は、頭を回すことではなく、汗を流して働くことです。頭ではなく体(実行)です。賢い者は働くことを好み、手間をかけて働くことを当たり前に思い、汗流して働くことをいとわないのです。仕事自体を喜んでいます。そんな時、納屋が豊かになります。困難があっても心配ありません。知恵は、自発的に懸命に働くことです。

適用:汗を流し働く君、素敵な君。

一言:いつまで寝ているのか



2017年 02月 10日 (金)

箴言6:12-35(16)
主が忌み嫌う七つ

  第三に、25-35節は、他人の配偶者と姦通する姦淫罪に対する警告です。姦淫は、なめらかな舌、相手の美しさとまぶた、自分の肉体的飢えのために犯します。姦淫は、私たちにひとかたまりのパンを残して尊い命を狩ります。これは、服を燃やして炭で足を火傷させ、自分の魂を台無しにすることです。姦淫は、傷みや恥辱を受けさせ、恥は洗うことができなくなります。姦淫を犯せば、相手の心に消えない傷と恨みを残し、自分は許されない怒りの対象になってしまいます。何よりも、主の憎しみとなります。主の忌み嫌う全てのことをしない力を得るためには、どうすればよいですか。父の命令と母の教え、すなわち主の命令を離れないことです。それをいつも心に刻んで、首に結びつけなければなりません。そうすれば、それが私たちを導き、保護し、私たちの生活の道連れになります。主の命令はともしびと光であり、命の道です。

適用:どのようにすれば、主が喜ばれる生活をすることができましょうか。

一言:御言葉を心に刻んで首に結びつける


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