聖書別日ごとの糧   >>   箴言[2017]

2017年 06月 03日 (土)

箴言20:1-17(15)
知識のくちびるは尊い器

 怠け者は眠りを好みます。すべてのことに時があります。その人は、畑を耕して種を蒔かなければならない時に、なまけ心に捕らわれて過ごします。人生にも、畑を耕す時があります。怠けることは楽しいですが、収穫する時には物ごい、貧困に陥ります。他人をだまして何かを得ようとする者(17)も、怠け者です。だまし取ったものでしばらくは楽しむことができるかも知れませんが、後には、その口は砂利で満たされるようになります。言葉ではなく、その行ないによって、その人が誰なのかを知ることができます(11)。忠信な人は多くありません(6)。怠惰を捨て、自分に任されたことが大きくても小さくても、忠実に担いましょう。その実は甘く、その糧は満たされます。
 他人をだませば、もっと多くの利益を得られるはずだという誘惑を受けます。世の中には、そのように考える人が多く、どの分野にも詐欺師がいます。自分一人だけが、正直に生きることは、容易ではありません。生存に関わる問題でもあります。しかし、神様は偽りを憎まれます。神様をだますことはできません。神様は、正しく生きる義人を祝福し、その子孫も祝福してくださいます。
 知識のくちびるは、宝のような尊い器です。知識のくちびるは、貴金属よりもはるかに手に入れることが難しく、宝石よりも、はるかに貴重で価値あるものです。宝石よりも、知識のくちびるが人をさらに輝かせ、価値ある者にします。知識のくちびるは自然に生じるものではありません。宝石が多くの段階を経て精巧に加工されるように、知識のくちびるも鍛錬と訓練が必要です。知識のくちびるを持つことを慕い求め訓練しましょう。

適用:知識のくちびるを持っていますか

一言:金よりも尊い器



2017年 06月 04日 (日)

箴言20:18-30(19)
くちびるを開いて歩く者と交わってはならない

 あちこち歩きまわり、他人の話をするのを好み、むやみにくちびるを開く人がいます。漏らしてはならない他人の秘密までも暴露します。本来の話に何かをつけたし、大げさに話して、作り出したりもします。このような人は、人と人の関係を壊し、感情の溝を深くさせます。不和の原因となります。このような人は信じられず、良い影響を与えません。そんな彼らの言葉は聞いてはならず、彼らと交わってもいけません。自分の大事な秘密も他の人に話されてしまうかもしれません。ひょっとしたら、自分自身がそのような人かも知れません。あるいは、自分の親が、良くない親、悪い親かも知れません。しかし、そのために、両親を呪う者は、暗やみの中でともしびが消えるようになります。真っ黒なやみの中にいて、そのやみから抜け出すことができずに、暗くて辛い人生を過ごします。両親を呪うことで、呪われることもあります。呪うのではなく、憐れみ、赦さなければなりません。克服しなければなりません。すると、やみの中から抜け出すことができ、むしろ全ての点において祝福されます。
 早く簡単に掴んだ成功は祝福にはなりません(21)。祝福ではなく、災いになることが多いです。早い出世と成功を羨ましく思い、気落ちしないようにしましょう。人の歩みは主によって定められるので、自らその道を明らかにすることはできません(24)。主を恐れ敬い、黙々と誠実に自分の道を歩んで行きましょう。主が私の道を導いてくださいます。

適用:他人の秘密を漏らして、喜んでいませんか

一言:恵みあるくちびるを持ちましょう


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