聖書別日ごとの糧   >>   箴言[2017]

2017年 06月 24日 (土)

箴言31:1-9(2)
私の子よ、何を言おうか

 3つの戒めがあります。ひとつめは「あなたの力を女に費やすな」です。古代の王は多くの妻をめとることが出来ました。しかし、多くの妻を置くと、彼女たちを通じて親族間の不正が生じ、女性を餌に王を消し去ろうとする勢力が生じ、または、理性を失って、破滅することもあり得ます。男性に女性は必要ですが首ったけにならず、女性も男性に対して同様であるべきでしょう。異性にばかりエネルギーを注いでは、依存的な生き方となり、聖霊の導きを受けることができません。またほかの王を消し去ることも控えるべきです。ふたつめは酒を飲まないことです。酒を飲むと分別を失い、さばきを曲げてしまいます。悲しいとか、寂しいとか、苦しみを理由に酒を飲む人がいますが、実はそのような時こそ酒を控えるべきなのです。酒を飲むと、孤独を打ち破る力、悲しみや苦しみに打ち勝つ力を失うからです。孤独な時、悲しい時、苦しみの時こそ、みことばでいやされて、知恵をいただいて乗り越えることこそが大切です。みっつめは、弱い者の世話をすることです。王は口のきけない者や不幸な人の訴えのために情熱を注いで働くべきです。彼らは社会的にも弱者で、思うように自分を守ることもできないので、このような者たちのために正しくさばかなければなりません。悩んでいる人、貧しい人こそ、王が守るべき人たちです。権力者とつるんで享楽にふけることより、弱者を助け、国家の綱紀保持の徹底を図るべきでしょう。

適用:王のような祭司長を知っていますか

一言:王道を守ろう



2017年 06月 25日 (日)

箴言31:10-31(10)
しっかりした妻

 30,31節はしっかりした妻の結論部分です。ここまでは勤勉で誠実な女性でしたが、最後は主を恐れる女性として表現されています。男性は女性の麗しさや美しさを最高とみなします。しかし、外見の麗しさや美しさは時とともに色あせます。老いが現れます。いつわり、むなしさが増します。ほめたたえられるのは主を恐れる女性です。女性の麗しさと美しさは、主を恐れる生き方から作られるものです。主を恐れることが知恵の初め、知恵そのものです。そのためこの最後のみことばは、箴言1:7とペアとなって強調されます。いくら良い暮らしをして外見が麗しくても、主を恐れない女性は最高でしょうか。男性も同じです。いくら強そうに見えても、主を恐れないような男性は最高でしょうか。物質主義の時代にあって、しっかりした人は主を恐れます。しっかりした妻は31節にある、手でかせいだ実として表現されています。しっかりした妻は、社会的に認められ、指導者となり、町囲みのうちでほめたたえられることとなります。

適用:どんな女性を求めますか

一言:主を恐れるしっかりした女性


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