聖書別日ごとの糧   >>   箴言[2024]

2024年 04月 10日 (水)

箴言28:1-12(7)
おしえを大切にする

 神様の御前で自分を顧みて悔い改め、きよい良心を保っている正しい人は、若獅子のように大胆で頼もしいです(1)。悪しき者は追いかけてくる者もいないのに恐怖にかられて逃げます。神様の教えを捨てて自分の考え、計画に従って生きる人は、神様に逆らう悪しき者を称賛します。反面、日々神様の教えを守って生きる人は神様に悪しき者たちと戦います(4)。神様の教えを捨てる人は義を悟ることができないので悪人の道に立っています。しかし、神様の教えを喜びとし、昼も夜もその教えを口ずさむ人は、義を悟り、正しい者の道を歩みます(5)。貧しくても誠実に歩む正しい人は、富んでいても曲がった道を歩む人にまさります(6)。私たちは富を得ようとするよりも、神様の御前で誠実に生きることを追い求めるべきです。

 私たちは神様のおしえを大切にする分別のある人と交わりを持つべきです。放蕩者と友人になる者はその父親を辱めます。利息や高利貸しで財産を増やす者は、自分では知恵のある者だと思うかもしれません。しかし、どんなに財産を蓄えたとしても、神様はその財産を、弱者を憐れむ人に渡されてしまいます。神様のおしえを聞こうとしない者の祈りを、神様は忌み嫌われます(9)。悪人は正直な人を悪い道に迷い込ませますが、自分が掘った落とし穴に自分が落ちてしまいます(10)。神様の御前で潔白で誠実に生きる人々は、幸せを受け継ぎます。神様を恐れない金持ちは、自分のことを知恵のある者だと思い込みます。ところが、貧しくても分別のある人はいつも神様の御前で自分を調べます(11)。こういう人が増えると、その時代には神様からの恵みと祝福があります。



祈り:主よ、私たちに分別、大胆さ、幸せを与えてくれる御言葉に感謝します。私が御言葉から離れずに、主の御前で誠実に生きるように助けてください。

一言:おしえを大切にする



2024年 04月 11日 (木)

箴言28:13-28(25)
欲の深い人、主に拠り頼む人

 心を頑なにする人は自分の罪を隠し、わざわいに陥ります。しかし、神様を恐れている人は罪を告白し、罪を捨て、幸いな人となります(13、14)。特に支配者や君主など力のある者は、罪を犯しやすいです(15,16)。熱心に神様を恐れる心を持たなければなりません。流血の罪を犯した者はその罪から逃れようとしますが、その行き着く所は死です(17)。神様を恐れて誠実に歩む者は長生きをし、潔白な生活をする者は救われます(18)。自分の畑を耕す者は食べ物に飽き足ります。しかし、仕事をせずにむなしいものを追い求める者はあらゆるものに欠乏し、食べ物にも飢えることになります(19)。主から与えられた務めを忠実に果たしていれば祝福が約束されます。しかし、不正をしてまで富を得ようと焦る人は罰を免れません(20)。裁判官は偏った判決を下してはいけません。賄賂は、たった一切れのパンであっても人の心を変えることができ、その結果、曲がった判決を下す恐れがあります(21)。貪欲にかられると霊的な目は暗くなり、財産を得ようと焦るようになります。そして、自分に悲惨な未来が来るのが分かりません(22)。人をおだてればその瞬間は良い反応をしてもらえますが、否定的なことを言うなら良い顔をしてもらえません。しかし、後に真実な忠告に気づいた時は、おせじばかり言う者よりも喜ばれます(23)。欲の深い人は、与えるより相手から奪い取ろうとするので争いが起こります。しかし、主に拠り頼む人は、豊かになり、貧しい人に施します(25、27)。



祈り:主よ、私が心を頑なにしないで、いつも主の御前に正直であるように助けて下さい。あなたに拠り頼み、あなたによって正しく幸せに生きるように助けてください。

一言:神様に拠り頼む人は幸いな人


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