聖書別日ごとの糧   >>   雅歌[2023]

2023年 07月 07日 (金)

雅歌 1:1-2:7(2:3)
林の木々の中のりんごの木

 雅歌を直訳すると「歌の中の歌」で、一番美しい歌という意味です。雅歌は、ソロモン王とシュラムの女との愛を通して神様と聖徒との愛の関係を表しています。女はソロモンに向かって愛を告白します。女はソロモン王の愛はぶどう酒よりも麗しいと言います(2)。また、おとめたちがソロモン王を愛していると言います(3)。女はソロモン王の人格を知ってから彼を尊敬し、愛するようになりました。イエス様と深い交わりをした人々は誰でもイエス様の尊い人格や美しい人柄に魅了されます。シュラムの女は日に焼けた顔のゆえに悩みます(5,6)。しかし、女は自分の顔をソロモンの幕のように黒いけれども美しいと言います。それは彼女に対するソロモンの愛を確信したからです。私たちも自分の欠点ばかりを気にしたり、人と比べたりして自己評価が低い者たちです。でも、神様は私たちを特別な存在と見てくださっていて、私たちを愛してくださいます。このように、私たちに対する神様の愛を確信しているので、私たちは神様の御前に出て行き、愛を告白します。ソロモン王はシュラムの女を、パロの戦車の雌馬になぞらえます(9)。彼は、ぶどう畑で働いて日に焼けた彼女を見て、町の女にはない美しさだとされました。また、女もソロモンに向かって次のように告白します。「私の愛する方が若者たちの間におられるのは、林の木々の中のりんごの木のようです。」(2:3)。イエス様こそ林の木々の中のりんごの木のような方です。イエス様はご自分に来る人々を休ませてくださいます。また、イエス様はいのちの御言葉を与えてくださるだけではなく、生活に必要な日ごとの糧を与えてくださいます。私たちに喜びと力を与えてくださいます。



祈り:天のお父様、あなたは私たちに限りない愛を注いてくださっています。わたしたちも主のすばらしさを褒めたたえ、愛することが出来ますように助けてください。

一言:イエス様こそ、林の木々の中のりんごの木のようなお方です


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