ソロモンとシュラムの女はいろんな困難を乗り越えて、いよいよ婚礼の日を迎えるようになります。花婿は没薬や乳香、あらゆる香料の粉末をくゆらして、華麗なみこしに乗って花嫁のところに行きます（6）。その周りを、勇士たちが守っています（7）。花嫁は花婿が送ってくれた馬車に乗って婚礼の場に現れます。一国の王が平凡な女と結婚するのですが、その女のために最高の結婚式を用意したのです。私たちはシュラムの女よりも、もっと大きな祝福を受けています。私たちの花婿であるキリストは創造主であり、王の王です。その方は被造物に過ぎない私たちを花嫁として受け入れ、愛してくださいました。私たちを愛してくださるキリストはどんな状況の中でも私たちを守り、救いに導いてくださいます。

　花婿は花嫁の美しさを歌います。「ああ、あなたは美しい。わが愛する者よ。ああ、あなたは美しい。あなたの目は、ベールの向こうの鳩。髪は、ギルアデの山を下って来るやぎの群れのようだ。」（4：1）。花婿は純潔な花嫁の目と髪だけではなく、花嫁の歯、くちびるなどの美しさも歌います（2-5）。花婿は、純潔な花嫁の外面の美しさだけでなく、何の汚れもない品性についても歌います。「わが愛する者よ。あなたのすべては美しく、あなたには何の汚れもない。」（7）。花嫁の美しさは純潔から出て来ます。教会はキリストの花嫁です。私たちはどのようにしてキリストの花嫁らしく純潔を守ることができるでしょうか。罪を捨てなければなりません。罪を犯した時には悔い改めなければなりません。

祈り：主よ、かつて私は神様から遠く離れ罪と咎に汚れた者でした。しかし今はキリストの血によってきよめられ聖なるものとされました。あなたのすべては美しく、何の汚れもないと言われる花婿イエス様から目を離さないよう助けてください。

一言：あなたのすべては美しい