愛は葛藤より大きく、問題を解決します。花婿から赦しの愛を受けたシュラムの女は「私は、私の愛する方のもの。あの方は私を恋い慕う」と愛を告白しました。二人は再び愛によってひとつになりました。愛の絶頂は一つになること、一体になることです。シュラムの女は身分を乗り越えて花婿と永遠に愛し合うことを願いました。

　シュラムの女とソロモンの愛は、キリストと私たちの愛について言及しています。主の愛はどんな愛でしょうか。一つ、死のように強いです。シュラムの女は、ソロモンとの愛が死のように強いと言います。二人の間に燃えている愛の炎は、死のように強いのです。死に打ち勝つ人は誰もいません。それほど死は強いです。愛も死のように強いのです。愛は心をすべて支配し、他のものが一切入る隙がない状態のことを言います。このような愛から引き離すものは何もありません。主の愛は、死さえも引き離すことができません。イエス様は十字架の死によって私たちに対する愛をお示しになりました。二つ、 大水も主の愛を消すことができません。大水とは大洪水のことですが、大洪水も主の愛を押し流すことはできません。「私たちをキリストの愛から引き離すのはだれですか。患難ですか、苦しみですか、迫害ですか、飢えですか、裸ですか、危険ですか、剣ですか。」（ﾛｰﾏ8：39）。三つ、主の愛はお金で買えるものではないということです。今はお金で愛を買う時代だといえますが、そのような愛は真の愛ではありません。どんなに引き離そうとしても引き離せない主の愛を受けた私たちはどのように生きるべきでしょうか。主は言われます。「封印のように、私をあなたの胸に、封印のように、あなたの腕に押印してください。」（8：6）。私たちは主の愛を胸に封印し、自分の腕に押印して生きるべきです。主の愛に捕われて生きることはこの上ない喜びです。パウロは「キリストの愛が私たちを取り囲んでいる」と言いました（Ⅱｺﾘ5：14）。

祈り：主よ、ひとり子をお与えになったほどに私たちを愛してくださり感謝します。私たちも心を尽くし、いのちを尽くし、力を尽くして主を愛することが出来ますように助けてください。主の御言葉に日々聞き従い、御言葉を豊かに心の内に宿らせて、心から主をほめ歌います。

一言：封印のようにわたしの胸に